集中力は成長しないが、高められる

「プレゼンで集中できない」
「集中力のある人がうらやましい」
このようなお悩みをよく聞きます。

集中力は人ぞれぞれです。
自分の集中のタイプを見極め、自分にあった集中の方法を見つけることが、高い集中領域に持って行くために必要となります。

「左ききのエレン」というコミックで集中力について書かれています。とても参考になりましたのでご紹介します。

・・・以下、引用・・・

1)集中力の長さ・・・集中力の継続可能時間。
2)集中力の深さ・・・集中力の深度、耐久度。
3)集中力の早さ・・・集中深度が深まる速度。

この3つを掛け合わせたものが、集中力の質です。

(強度+深度+速度)×練度=集中力の質

・例えば、「速度」と「強度」は概ね反比例する。早い人ほど持続は短く、遅い人ほど持続は長くなる
・例えば、「強度」と「深度」は概ね反比例する。長い人ほど集中は浅く、短い人ほど集中は深くなる

・大人になってから集中力が成長することは、ほぼ無い。
・大事なのは、使い倒すこと。
・努力で100が120になる事はないが、努力不足で100が90や80にはなってしまう。
・だから限りなく100に近づけるために必要なのが、「集中練度」
・集中練度とは人生で何回・何時間集中したかという経験値。
・才能ではなく努力。いかに向き合ってきたかという情熱。
・「集中練度」をたゆまぬ努力で積み重ねてきた人間に神のみが教えるギフト。
・集中力の質を限りなく万全に近づけるスイッチは、ルーテインである。

・・・以上、引用・・・

確かに集中力のある人は、これでもかと同じことを繰り返し、圧倒的な数をこなしています。

あえて一つ付け加えるとしたら、その繰り返しの中に、小さな仮説検証を必ず付け加えることだと思います。

私は集中するまで時間がかかるタイプです。それが分かってから、プレゼンで試行錯誤をしながら、いろいろな工夫をしています。
集中力を万全に近づけるために、「自分がどの集中のタイプなのか」を見極め、ルーティンと仮説検証を繰り返していくことなのです。

プレゼンで集中力を高める方法

 

こんなご相談を受けることがあります。

「集中力がないんです。プレゼン本番でいろいろなことが気になってしまって…」

プレゼン本番で緊張すると、周囲の雑多なことが気になり、なかなか1つのことを考えにくくなるものです。これは、緊張すると誰でも起こります。決して、集中力がないわけではありません。

しかし緊張していても状態でも、集中力を高めてプレゼンを成功させたいもの。
じつは緊張していても実力を発揮しやすくする方法があります。
それは「オノマトペ」という方法です。

オノマトペとは擬音で、物事が動く様子を、「だーん!」とか「ぽん!」とかで表現する方法です。

たとえば、けん玉で玉を一回転させていれる「飛行機」という技は、「ジッ、ブラーン」というオノマトペで行うと成功しやすくなります。

スポーツでも応用できます。
ゴルフのスイングでも声を出さなかったときと出したときでは飛距離が違うそうです。

オノマトペは、集中力を高めるだけではありません。商品をオノマトペを使って表現することで、より聞き手の期待値が高まり、商品の価値が伝わりやすくなっていたのです。

あのスティーブ・ジョブズも、デモの最中に「ブン」と言うなど、オノマトペを巧みに使って表現していました。

なかなか集中できず、失敗しやすい方は、ただ機能説明をするだけではなく、自分なりのオノマトペを使って表現してみることをお試し下さい。

 

2019/06/26 | カテゴリー : スピーチ | 投稿者 : nagaichika

プレゼンでやってはいけない動作ワースト3

たくさんの講演やプレゼンを拝見してきましたが、8割以上の方々が悪気なく「やってはいけない動作」しておられます。ご自分で動画を見て、「え?」と驚く方も多いのです。

(1)手を後ろで組む
「休め」の姿勢のように後ろで手を組む姿勢です。
これは何か隠しているように見えてしまいます。
また、人によっては「偉そう」という印象にとられますのでご注意ください。

(2)腕組みする
胸の前で腕を組む姿勢です。
聴衆に対してブロックしているイメージに見られます。
質疑応答でされると、「怒っているのかな?」と心配になってしまいます。

(3)指で差して指名する
攻撃的なイメージで、「上から目線」になります。
慌てていると思わずやってしまう方が多い代表的な動作です。
政治家で意図的になさる方もいます。
手の平を上にして「どうぞ」と指名すると良いでしょう。

これらは全て手の動きですよね。手は、両脇にたらすか、表現したいときはベルトの位置より上で動かすことです。そして手は握るより広げている状態が「聴き手を受け入れているというオープンなイメージにつながります。

皆さん、「自分はやっていない」と思われていても「自分のことは分からない」ものです。一度、スマホで動画を撮られてみることをおすすめします。

失敗談は、プレゼン最強の武器

プレゼンでは、私たちはつい「成功した話をしよう」と思いがちです。
でも聴く立場になると、成功談よりも失敗談の方が面白く感じますよね。

実はプレゼンでは、成功談より失敗談のほうが共感されます。

だからプレゼンでも、堂々と失敗談を語ると共感が得られます。

多くの人が過去の成功体験ばかりを語りたがるのは、失敗を語ることは自分の評価を下げると考え、さらに「恥をかきたくない」というプライドがあるからです。

しかし、失敗から自分が何を学んだのかを語ることで、聴き手は共感し、感動し、行動を良き方向に変えることもあります。

現在の社会では失敗は増えていますし、なかなか隠せません。世の中がどんどん変化しているので、新しいことには失敗は付きものなのです。さらにSNSが普及して失敗を隠そうとしても隠せないのが現実です。

むしろ失敗したことは、新しいことに挑戦した証しです。
新しい挑戦をした結果の失敗は、恥でもなんでもない。
そんな時代になっています。

宣伝会議デジタルマガジン 1月号に亀田製菓・佐藤勇社長の「プレゼン力診断」を執筆しました。

佐藤社長は、課長時代にベトナム事業を失敗して1億円以上の損失を出したことがあります。責任を取るため進退伺を出しましたが「当社で失敗の経験者は君だけだから貴重だ。この経験を次に生かしてほしいので昇格させる。辞めることは認めない」という言葉をかけられ、会社に残ることになった方です。

この日のプレゼンでも、肩をすくめ、クスッと笑いながら失敗談を公開していました。

もしご興味ございましたらこちらをご覧下さい。

「トップとメディアのリレーションが作れない」というお悩み

先日、広報担当者さんからのご相談がありました。

「トップとメディアとのリレーションが上手く作れないんですよ」

メディアとのリレーション作りが上手いトップには、二つの特徴があります。

一つ目は、時間をかけること。
トップ就任後にあわててリレーション作りをしてもなかなか難しいものです。

ある通信系会社のトップは、トップ就任の部長時代から、じっくりと時間をかけてメディアと関係作りをしてきました。その結果、トップ就任直後にもかかわらず、会見後の囲みでは一歩も二歩も踏み込んだ深い内容の質問が多くでていました。

二つ目は、メディアからの質問には誠意を持って答えることです。
最近は些細なことでも「詳細は話せません」と紋切り型で答えるトップが多いように思います。もちろん話してはいけないことはいうべきではありません。しかし少しでもリスクがあれば「答えられない」と言い切っていては、メディアとの関係を作るのは難しいかもしれませんよね。

ある食品会社のトップは、普通なら回答NGの難しい質問を受けても、「話せるギリギリの範囲で、少しでも相手に満足いただきたい」と考え、ちょっとしたヒントを与えたりして回答しています。メディアへの真摯な姿勢と誠意を感じます。

メディアとのリレーションも人間の関係です。一朝一夕には出来るものではありません。時間をかけて、誠意をもって関係作りを行っていくことが良い方法だと思います。

2018/10/31 | カテゴリー : スピーチ | 投稿者 : nagaichika

「では、ひと言」といきなりいわれたら…

何かの集まりで、いきなりこうなることってありますよね。

「はい、それでは一言お願いします」

こんなとき(スッと話せたらいいなあ)と以前から思っていました。

昔はよくしどろもどろになり、話し終わって「要はなに?」という状態になっていました。

最近、人前で話すときに気をつけていることがあります。

話す前に、おおまかに話すことを考えて立つことです。
3分程度の短いものでも、必ず構成を考えます。

たとえば3部構成にして、

1部「自分の紹介」(名前だけか、肩書きを一言のみ。最短時間が好ましい)
2部「その場の方々に関連する話し」
3部「まとめ」

このように、簡単に頭でまとめてから話します。

こうしないとダラダラ話したり、「あー」とか「えー」とか言って考えながら話すことになり、人の時間を無駄に使ってしまいます。

「要はなに?」

話し終わったときにそうならないようにしたいですよね。

(気の利いた話をしよう)なんて思わなくても良いのです。
話の構成がまとまっているだけで、人に伝わる話しになります。

頭の中でまとまっていると、次に話すことが頭に思い浮かばずに頭が真っ白になることもありません。落ち着いて話せます。

落ちついて話せれば、あせって早口になり、つっかえることもなくなり、皆さんとアイコンタクトもとれます。

何より良いのは、しっかり息を吸い横隔膜が使えて良い声で話せるので、説得力のある話し方ができることです。

そろそろ忘年会の準備も始まる時期。
ぜひお試し下さい。

2018/10/24 | カテゴリー : スピーチ | 投稿者 : nagaichika

トッププレゼンでは、なぜ最上質スーツを着るだけではダメなのか?

 

「イヤ〜!スーツがヨレヨレ!」

広報関係の勉強会で、あるトップ・プレゼンの記事を紹介すると、写真を見て女性が悲鳴をあげました。

トッププレゼンのファッションで何より大事なのが清潔感です。しかし聴き手から自分がどのように見えているか、気にしない男性トップはとても多いのが実態。

最上質のスーツを着ていても、シワやヨレが目立ってしまっては、清潔感が感じられませんよね。

特に難しいのがパンツです。動いたり、座ったりするので、確かにシワがよりやすいからです。

 

今回は、その対策をお伝えしましょう。

プレゼンを見ていると、大半の方はパンツ丈が長すぎます。
長すぎると、プレゼンで舞台に立ったときにだぶつき、シワが目立ってしまうのです。

「丈を長めにしておけば足が長く見えるのでは?」と質問をいただいたことがありますが、実は逆。だぶついている方が短く見えます。特に小柄な方は、パンツの丈を長くしすぎると余分なたるみが増え、足が短く背も低く見えてしまいます

最近はパンツのラインが細いものが主流ですので、立ったときシワが出ないジャスト丈に調整すると格好よく見えます。
模範例は、ソニーの平井一夫さん。いつもおしゃれで完璧。ビジネス界のベスドレッサーです。

もう一つ気をつけたいのは靴です。長めの丈に甲高の靴をはくと、裾が上がりすぎて裾がだぶつきます。立ってプレゼンすることが多い方は、「立ったときにどう見えるか」を考えながら、靴もを選びたいものです

また、ライトグレーなど薄い色は、照明が当たったときにシワが目立ちやすくなります。ダークな色調のほうが多少のシワは目立たちません。もしプレゼン前に余裕があれば、控え室でアイロンをかけて出ると安心です。

もう一人トッププレゼンのベストドレッサーは、政治家の麻生太郎さんです。ゆったりサイズのスーツを着ていても、立ち姿のときはパンツにブレイクがありながらも無駄なたるみもなく、美しく着こなしています。実は麻生さんは、パンツの裾には重り(5円玉)を入れ込んで、その重みで裾を美しく落としこむように工夫しているそうですよ。

 

 

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方言の訛りは、封印せずに、活かすべし

ある経営者から、こんなお悩みを伺いました。

「私、田舎出身で、方言の訛りがちょっと恥ずかしいんですよね。訛りをなくそうと思っているんですけどね」

このように、標準語で話さないといけないのではないかと思っているトップは少なくありません。

確かにビジネスでは相手に伝えることが大切なので、わかりやすい標準語で話すことは必要です。しかし訛りまでなくす必要はありません。むしろ訛りは、その人ならではの武器になるのです。

 

2017年5月25日、マンダリンオリエンタル東京で行われた、カルビーの「越境EC事業に関する記者会見」を取材で、松本晃 会長兼CEOのお話しを伺いました。

プレゼンと質疑応答でも、”松本節”本音トークが炸裂していました。

「中国でフルグラに勝てるライバル商品は一つもない」

「中国のECと言われても、IT音痴なのでよく分からない。でもアリババさんの話は、なんとなくワクワクする」

「他に興味がある会社もあるが、アリババと比較するとマイナーだ」

「ポテトチップスはかさばる。運んでたらキリない。ほとんど運賃」

松本会長は京都ご出身。言葉は標準語ですが、アクセントは京都弁です。大胆な発言も、はんなりとした京都弁がクッションになり、不思議とすんなり受け容れられてしまうのです。

(詳しくは、宣伝会議デジタルマガジンの記事『カルビー松本晃会長のプレゼン分析「大胆な発言を裏打ちする緻密な戦略」』をご覧下さい)

 

実は、「方言こそプレゼンの強み」なのです。

聞き手とのハードルを一気に下げて、緊張感を和らげ、暖かみを使えますし、その人ならではの人間性や人柄が伝わってくるからです。

しかしいくら方言がいいと言っても、方言のアクセントを出身者でない人が真似した途端に、バレてしまいます。つまり、方言こそ、出身者ならではの強みになるのです。

 

「奇跡のりんご」で有名な、青森県の木村秋則さんをご存じでしょうか?世界で初めて無農薬・無施肥のリンゴの栽培に成功した方です。

この方のお話しを聞きに行ったことがあります。

「これならすっぱい(失敗)するごとなぐ、あんすん(安心)」

木村さんの暖かいお人柄が伝わってきて、会場が柔らかい空気感に包まれました。

方言を封印せず、自らの強みとして使うことで、更に良いプレゼンになるのです。

 

 

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プレゼンは、緊張してもいいんです

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「プレゼンはすごく緊張するから話したくない」

そうおっしゃる方、とても多くいらっしゃいます。確かに、緊張するのはあまり気持ちの良いものではありませんよね。

ただ、ごく稀にですが、「なんだか今日は緊張せずに、リラックスして出来そうだ。」と思った本番。必ずと言っていいほど、思ったより上手くいかないのです。以前より不思議に感じていました。

そもそも、なぜ人は緊張するのでしょうか?

人間が緊張するとアドレナリンというホルモンが出て交感神経を興奮させるため、呼吸が多くなり、血圧が上がって、食欲も出なくなる状態になります。手も冷たくなります。
これは、狩に行って獣が現れたとき、戦争に行って戦うとき、戦うための全てのエネルギーを集中させるためで、呼吸を増やして酸素を送り込み、血管を収縮させて攻撃されたときの出血をおさえるのだそうです。
緊張は、人類が大昔から生きるか死ぬかのときに、自分の力を引き出して生き抜いてきた生命の知恵とも言われています。

つまり、緊張しているということは、必ずしも悪いことではなく、人間が自分の眠っている力を発揮させようとする前向きな反応だったというわけです。

それが分かってから、緊張してきてもあまり慌てなくなりました。「スイッチが入ってきたな。準備は段取り良く進んでいる。」と思うようにしています。そうすると、練習しているときより本番で緊張しているほうが、上手くいくようになりました。

私が心がけていることは、3つあります。

1 緊張したときに、自分がどんな状態になるか、知っていること
2 集中しようと無理をして自分を追い込まないこと
3 「これをすると気分が良い」、または、「これをすると上手くいく」ということを一つ以上する

大事なことは、必要以上に慌てず状態を受け入れることです。そうすると過度に緊張しすぎずに、ベストな状態に近づくような気がします。そして、緊張していたとしても、それを聴衆に悟られないようにする術も身についていきます。

徹底した準備は必要だと思いますが、それに加えて、いつもベストのパフォーマンスを発揮するために緊張することは大切なことだったのですね。

 

 

2016年12月19日、宣伝会議様主催「トップ広報講座」で講演してまいりました

2016年12月19日、宣伝会議様が主催された「トップ広報講座」で、「トップ広報の理想形を知る」というテーマで講演とワークショップを行いました。

宣伝会議様の月刊誌「広報会議」で、経営者「プレゼン力診断」を連載させていただいているご縁です。

参加された皆様は、企業の最前線で、経営トップにいかにコーポレートブランディングを表現してもらうかを悩んでいる広報責任者の方々。

トップ広報でありがちなのは、トップの個性をあまり考えずに、一つの形、たとえばスティーブ・ジョブズ風プレゼンを押しつけてしまうことです。でも、これはトップ広報の理想型とは言えません。トップの個性を活かして、トップの強みの土俵で勝負することが大切です。

今回は午前から午後にかけて、実際のトップ広報の実例をご紹介し、講義とワークショップを交えながら、トップ広報であるべき理想型についてお話ししました。

参加された皆様からこのようなご感想をいただきました。

■広報担当者という立場だけでなく、経営者自身としても有用な内容だったと思います。

■実践的、具体的で活用しやすい内容でした。トップ分類、傾向と対策は大変参考になります。

■具体的な対応策を示していただけたので、すぐに実践できると思う。ポイントがまとまっていたのでトップに伝えたい。

■話し方、立ち居振る舞いによる伝わり方の違いを学べた。社長の社内外のプロデュース方法を学べた。

■トップ広報という言葉の理解と重要さを感じる事ができました。

参加された皆様、企画いただいた宣伝会議の皆様、ありがとうございました。

 

 

東部ハイタク協同組合様勉強会で講演いたしました

2016年9月9日、東部ハイタク協同組合様勉強会で講演してまいりました。

東部ハイタク協同組合様は、タクシー会社経営者や管理者の方々が定期的に集まられ、タクシーのさらなる安全性向上に向けて勉強会を開催しておられます。

安全のため、そしてタクシー業界が更なる躍進をするためには、いかに管理者の皆様がリーダーシップを持って語るか、ということが大切になってきます。この日は、「管理者のための伝わる話し方」をテーマにお伝えしてまいりました。当日は60名以上の方々がご参加くださり熱心にお聴きくださいました。

講演直後、各会社様から12名の代表者発表もありました。

12名の方々のお話をお伺いし思ったことがあります。
お一人お一人の言葉はゴツゴツしたものであっても、日々の仕事が否が応でも人の命に関わってくるのだという現実の重みは、自然に伝わってくるものなのですね。伝えることは、その人の生き方すべてを表現しているということを改めて感じました。

タクシーは、現在の私たちにとって身近で便利な交通手段です。しかし、あまりに身近なため、重い使命を背負われてのお仕事でもあるということを、私たち一般消費者はついつい忘れがちかもしれませんね。私自身も改めて考えさせられる勉強会でした。

皆様、ありがとうございました。

参加された皆様からは、このようなご感想をいただきました。

・自分の伝えたいことを相手の心に落ちる話し方のヒントをいただいた気がします。

・こんな「話し方」「訓練」で人に伝わる事が出来ると知り、感動しました。

・大変参考になった。必ず実行する。

・「自分だけにしか出来ない話し」「強みの土俵」大変感銘を受けました。

・自分では高い声が良く通り、相手に伝わると考えていましたが、全く逆だった事がわかり、気がつかせていただき、良かったと思います。

・人前で話すのが苦手でしたが、自信につながりました。

・点呼や月例研修などで、伝えたい事をどのように表現するか?言葉の重みだったり、話すスピードなど、大変参考になりました。

 

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2016/09/09 | カテゴリー : スピーチ | 投稿者 : nagaichika

8月31日 広報会議「朝活広報会議」にて講演しました

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「朝活広報会議」にて『vol.13~プレゼン力を鍛えよう』というテーマで講演してまいりました。

「朝活広報会議」は、朝の8時15分より開始の講演会です。たくさんの方々にご参加いただき、また早朝にもかかわらず遠方から参加くださった方もいらっしゃいました。有り難いですね。

取材の実例から得た学びと、すぐに使えるテクニックまでお伝えしました。出勤前の爽やかな時間でもありますので、ボイストレーニングを皆さんと一緒に行い、元気になっていただけたと思います。

皆様、朝早くからありがとうございました。

7月21日 宣伝会議様 「トップ広報講座」にて講演してまいりました

2016年7月21日、宣伝会議様が主催「トップ広報講座」で、「トップ広報の理想形を知る」というテーマで講演とワークショップを行いました。

トッププのプレゼンスタイルにはいくつかのタイプがあります。そして各タイプには傾向と対策があります。ありがちな間違いは、本来持っているものとは違う
タイプを無理矢理演じさせてしまうことです。会社のブランディングとトップのパーソナル・ブランディングが一致したとき、その企業は大きく伸びていくのです。今回は、トップがどのようにしてコープレートブランディングを体現していくかを中心にお話しさせていただきました。

皆様より以下の感想をいただきました。

・声の出し方、伝え方、目線など、体の動かし方について大変勉強になりました。自分自身でも役立てたいです。

・具体的アドバイスに納得感があった。お話しのスタイルに自信を感じ、説得力があった。

・説明が事例もあり具体的でとても分かりやすかった。改善方法もすぐに実践できることをあげていただき、参考になった。時間の使い方もスムーズでした。

・分かりやすい導入方実践、ちょっとしたコツやポイントがうまく盛り込まれていて、あっという間の3時間でした。”低さ”がポイントである点、言われてみて初めて気がつき納得!でした。

・うかがった内容がすべて新鮮でわかりやすく、先生ご自身の立ち居振る舞いすべてから表現されていたので学ぶ点が多かったです。

・これまでの講師とはひと味違うプロの講師である。より具体的であった。実践的であった。

・トップの話し方、身振りなどから受ける印象が、その企業(広報)に大きく影響するのだと改めて感じた。パーソナルブランドと起業のブランドイメージが一致しているという所はお印象的だった。また自分の役割について分からされたように思える。

参加された皆様、ありがとうございました。

初対面のとき好感度が上がる話し方と声作法

初対面の方と話すときは、特に大事な場面であることを覚えておいてください。
初対面とは、営業や面会の場面だけではありません。人前で話すプレゼンも同じです。

人間は、初めて会ったときの印象でその人を判断してしまうからです。

人間は本来保守的で、よほどのことがない限り、変わろうとするものではないのです。

そこで、ビジネスで初めてお会いするお客様の前、またはプレゼンなどでは、「どのように自分を覚えてもらいたいか」をきちんと設定することです。
最初に設定を間違うと、挽回するまで時間がかかります。

「この人は信頼できる。この人から買いたい」と思わせるには、製品についてしっかり勉強することも必要ですが、ある程度「ベテラン感」を出すのが一番です。

これは、経営者だけではなく、新人でも、若手でも同じです。
なぜなら、お客様にとってお金を払うことを決定する相手は、社長であろうと一般社員であろうと同じだからです。

そのためには「落ち着いた、良く響く、低い声」が必要です。

信頼感、安心感、人物の温かみを感じていただくために、落ち着いた、良く響く、低い声でゆっくり話すことです。これは、お客様を相手にする仕事でしたら、どんな人でも共通するゴールデンルールなのです

仕事先で、あまりしっかりしているのでベテランだと思っていたら、実は入社2年目だった、という方にもお会いしたことがあり、こういう方にはこれから先もお世話になりたいと思ったものです。その方もやはり、落ち着いた、良く響く、低い声で、ゆっくり話しておられました。

お客さんに、信頼感や安心感を持っていただくためには、「どんな自分を覚えてもらいたいか」を、まず設定して話すことです。

2016/05/16 | カテゴリー : スピーチ | 投稿者 : nagaichika

質疑応答や会議で勝つための声作法

「会議などで、相手に勝たなくてはいけないとき…つまり、”ケンカに勝つため”の声のトーンやコツはありますか?」

と何回かお尋ねいただいたことがあります。

私は、基本的に「相手を負かしてしまう」という状態に持って行かないほうが良いと思っています。

なぜなら、相手を負かしても自分にとって結果は良いかもしれませんが、負けた相手はそのことがずっと残ってしまっています。
それは、いつかは何かの形で自分に返ってくるからです。

ただ、ビジネスにおいては真剣勝負が必要な場面も多いですし、できれば良い結果を出したいものです。

この場合、相手を「完膚なきまでにやっつけてしまう」のではない方向に持って行くように考えます。

最終的には「ああ、この人に言われたら仕方ない」というような、その方の「人間力」になってしまうのですが、すべての人が出来るわけではありませんので、まずは声やコツをお伝え致しましょう。

(1)低く落ち着いた良く響く声

声がか細かったり、小さな声だったりすれば、頼りなく見えてしまいます。また、甲高い声でキャンキャン怒鳴るだけでは、浅く見られて話しを聞いてもらえません。

もし、あなたが相手より若くても、じっくりと息を吸って、低く落ち着いた良く響く声でゆっくり話し、ある程度の「ベテラン感」を出しましょう。

ケンカになると、興奮して声が高くなったり、ついつい怒鳴ってしまったりする人の方が多数ですから、落ち着いて、腹がすわっていると感じられることだけでも、相当な優位に立てます。

電話会議でなければ、アイコンタクトを外さないことも大事です。
目線はできるだけ外さないように。相手の心の状態は目で分かります。

(2)「あなたの話しを聞きたい」

困った質問をしてくる相手には、自分の主張をするばかりではなく、相手の話しを聞くことです。
これは、相手が何を考えているか知らなくては、ベストの対応が出来ないからです。

よくある困った質問で、「皆(世間)が、あなたのことを批判していますよ」とか、「皆(世間)は、こう言ってますよ」と言われる場合。

「皆」に責任を着せて、「世間」という隠れ蓑を利用し、個人の意見を出さず、自分が優位に立とうという方法です。

そういうときでも、「ぜひ、あなた(個人)の話しを聞きたい」と丁寧に低い声で聞きましょう。

相手に対してリスペクトの気持ちを持ちながら、落ち着いて話しを聞きます。相手の話に矛盾点が無いか判断し、考えながら聞くのです。その後、自分の考えを述べるのが良いでしょう。後攻必勝の手で行きます。

ただ、パブリックで厳しい場面、言質をとられてはいけない場面では、基本的に圧倒的な知識量が必要ですが、守るために毅然と攻め込むことも必要です。

ただ、そこでも、「あなたの話しを聞きたい」という気持ちを忘れずに。

「あなたの話しを聞きたい」

ぜひ覚えておいて使ってみてください。

2016/04/20 | カテゴリー : スピーチ | 投稿者 : nagaichika

良いプレゼンかどうかは息を吸ったときに決まる

プレゼンやスピーチが上手な人には共通点があります。

それは「息が吸えている」ということです。

「プレゼンの名人」といわれる方々の動画を良く見ますと、話す前に必ずしっかりと「口から息を吸っています」

「良い呼吸をするためにはまず息をはくことです」という考えもあります。

しかし、今までの経験からすると、息を吸うほうが意識しなければなかなか出来るものではありません。そして、きちんと息を吸うという運動は、エネルギーを使います。
車がガソリンがないと走らないように、息を吸うことは発声するためのエネルギーを補給するようなものです。

「息を吸うなんていつも出来ている。簡単だよ。」と思われるかもしれませんね。

簡単なようでいて、実はきちんと「息の吸い方」が出来ている人は少ないと思います。

息の吸い方は内容にも大きく影響します。
息の吸い方を見れば、次に「どんな声が来るか」「どんな内容の話をするか」予測がつきます。
つまり、思い浮かんだことをを行き当たりばったりで話すのではなく、「あらかじめ何を話すか決めて」、その内容に合わせて息を吸っているということです

声が響かず、良くないスピーチになっている場合のほとんどは息が吸えていません。

「息が吸えていない」というのは、「息の吸い方がよくない」ということです。

「良い息の吸い方」とは、息を吸うときに「横隔膜がしっかり下がっているか」「下腹が張り出しているか」も同時に行います。
そうすることで、良い息が吸えて、呼吸とともに言葉も流れて響くようになります。

息を吸った→話した(息をはく)→息を吸った→話した→・・・・
この繰り返しがスピーチになります。

そして、この循環が上手くいくことが、名人のようなスピーチにつながります。

2016/03/14 | カテゴリー : スピーチ | 投稿者 : nagaichika

なぜ首を振りながら話すのでしょうか

「黙って動かずに2時間座っていなさい」
と言われて出来る子供はなかなかいません。

これは、大人であっても、ある程度の訓練と強い意志がないと出来ないことです。

人前でのスピーチで、意志を持って「動かない」、また動くときは意味を持って「動く」ということはとても大事なことです。

「なぜ今動いたのですか?」
と聞くと
「なんとなく」
と答える方のほうが圧倒的の多いと思います。

普通は、意識しなければ、無意識に意味なくフラフラ揺れたり、ウロウロ動き回ってしまったりしています。
このほとんどは、「自分のリズムをつくるため」です。
アグレッシブさを感じさせるために激しく動き回って話すスタイルもあるかと思いますが、話し方と個性が連動していない場合が多く、一般的にはあまり成功していません。聴衆は内容よりも、落ち着きのない印象を受けるか、目が回るだけです。
意味のない動きは、自分のためだけであって、聴衆のためではないのです。

そこを、聴衆に対して正面を向き、動かずに姿勢やポーズを決めてみると、圧倒的な説得力が生まれます。
歌舞伎でも見得を切るというのがあります。
そこに特別な存在感が生まれ、聴衆は引き込まれるのです。

スピーチの場合は、首と足は固定し、出来るだけ手振りで表現していくのが、安定感と存在感を感じさせます。
そして、足が動くときは、何かの動作を行うか、内容が変わったときが良いでしょう。
あまりウロウロと動き回ると落ち着きが感じられません。

いざやってみると、簡単なようでいて、実行するのはなかなか難しいことを実感されると思います。そういう方は、動かないで話すと話せなくなってしまうからです。今まで、いかに自分の話のリズムを作るために首をコクコク振っていたり、動き回っていたかということに気がつきます。

聴衆に対して、説得力と存在感を感じさせるために、ぜひ動かないで話してみることをおすすめします。

2015/07/02 | カテゴリー : スピーチ | 投稿者 : nagaichika

プレゼンで緊張してしまう 緊張しない方法とは

質問で多いのが「人前で緊張してしまう。緊張しない方法を教えてほしい」というものです。

誰でも、人前で話すときは大なり小なり緊張するものです。

じつは、緊張していないほうが問題です。

緊張は楽ではありませんが、プレゼンが成功する秘訣の一つでもあります。

私は、何度人前に立っても緊張します。
前の日など「明日、中止になるといいいのになあ」とついつい不謹慎なことを考えてしまうほどです。
当日も、本番5分前になると、逃げて帰りたくなってしまいます。

そのくらい緊張して丁度良いのです。

ごくたまに「今日はなんだか緊張していないなあ」と感じるときのプレゼンは大抵失敗します。

緊張については、「『なぜ緊張してしまうの?』 でも緊張して良いのです」という記事を書きましたので興味のある方はご覧くだされば幸いです。

緊張するということは、人間が生き残るために戦闘態勢に入ったことを意味するのです。
生きるか死ぬかギリギリのところで能力以上のものを引き出そうとする生命の知恵であり、緊張は人類からの素晴らしいプレゼントなのです。緊張を否定しないことです。

緊張というモンスターを飼い慣らす方法さえ身につければ、実力の何倍もの力を発揮することができます。

ただ、「緊張で何が何だか分からなくなってしまう」、「真っ白になって何も話せなくなってしまう」、というのはちょっと問題です。

緊張が激しい人ほど、リハーサル回数を重ねておけば心配ありません。
どうしても忙しいというのであれば、前の日に一回でも良いので通してスマホで録画し、自分で見て確認しましょう。約束しますが、本番でガタガタになることはありません。

ただ、リハーサルをしていても、やはり怖いものです。

成功する最大のコツがあります。

本番で、最初の3分を確実に乗り切ることです。

だから、他が出来なくとも、最初の3分だけは、何度も何度も練習しておきましょう。10回続けて完璧に話せるまで練習しておくことです。

この3分を失敗すると、取り戻すのは最後まで困難を極めます。

逆に言うと、この3分さえ成功させれば、全体はほぼ成功すると言っても良いと思います。

最初の3分を何とか乗り越えれば、その後は少しずつ極度な緊張からは解放され、緊張が心地よい集中力に変わっていくことが感じられることでしょう。

2015/04/02 | カテゴリー : スピーチ | 投稿者 : nagaichika

話に心がこもって聞こえる簡単な2つのポイント

「心がこもってないと言われる」「話し方に抑揚がつかない」

良く受ける相談です。

以下2点のことを守れば誰でも話に抑揚をつけることができます。

【1】本番で台本を置かない

人に用意してもらった原稿を読むときは要注意。
ほとんどの人が読み上げることに精一杯で、抑揚をつける余裕などありません。

また、原稿をほぼ覚えたとしても、本番で原稿を置いておけばつい見てしまうのが人情です。
せっかく覚えて練習したのに、やはり棒読みになってしまいます。

もし、内容をほぼ覚えたとしたらば、本番で原稿の台本は置かず、話のポイントと全体の流れだけが分かるものを置いておくと良いでしょう。

自分の言葉で話すということです。

自分の言葉ではなしたほうが、より感情がのせやすく抑揚がついて聞こえるようになります。

特に経営者の方々は、他の人に資料を作ってもらうケースが多いので、棒読みになりやすく、内容が伝わりません。
忙しいかもしれませんが、出来れば、基本的に話す内容は自分で用意すると、より会社の理念が皆さんに伝わりやすくなります。

【2】声に息を混ぜる

「抑揚をつける」というと、声に高低差をつけることだと勘違いなさっている方が意外に多いのです。

実は,抑揚は、「声帯をきつく閉じるか、ゆるく閉じるか」によって決まります。

声を高くしたり低くしたりする必要はありません。

声帯をきつく閉じれば、強い声になり、緩く閉じれば弱く柔らかい声になります。
弱い声を出そうとして息を少なく出す方が多いのですが、実は、より弱い声を出したければ、声帯をよりゆるく閉じて息を混ぜれば良いのです。
この方法が良いのは、声帯をゆるく閉じて、息の流れを減らさなければ、どんなに弱い声でも遠くまで聞こえるようになることです。

そして、強い表現や、激情を表現したいときは、声帯をほどほどに閉じて、よりたくさんの息を流すと、熱いパッションを感じさせるような声になります。

例えば、小泉純一郎さんは、パッションが伝わりやすい政治家でした。
小泉さんは、言葉に息をたくさん混ぜて発声していることから、感情が伝わり、抑揚がついて聞こえたのです。

それでは、声帯をゆるく閉じて、声に息を混ぜて話すにはどうすればよいでしょうか?

まずは、一番簡単な方法をお伝えしましょう。

内緒話のときの声。
ヒソヒソとした声を出すとき、声帯はゆるく閉じられて、息が流れています。

この声で台詞を練習します。
息の量を減らさずに、何度か繰り返しながら、少しずつ声をしっかりさせていくと、息混じりの声で感情を表現できるようになります。

このとき注意すべきは、声を「少しずつ」しっかりさせていくということです。

一気に強くしてしまうと、またいつもの一本調子に戻ってしまいます。
イチロー選手も、練習するときは、ほんの少しずつ動きを調整していくそうですよ。一気に変えてしまうと、どこで良くなかったか分かり難くなるからです。少しずつ変えていけば「ここが良くなかったのか」とか「今ここで丁度良い」という場所がみつかります。

話に豊かな表現力をもって抑揚をつけるには、

【1】本番で台本を置かない

【2】声に息を混ぜる

という2つの方法を行うことです。

2015/03/02 | カテゴリー : スピーチ | 投稿者 : nagaichika

エネルギー量と好印象度は正比例する

「プレゼンで好印象を与えるコツは何ですか?」と聞かれます。
これって、じつはそんなに難しいことではありません。

過去、仕事場に行ってご挨拶をすると、まず「元気ですか!?」と聞いてくる先生がいらっしゃいました。

「私は風邪をひているわけでもなく、疲れているわけでもないのに、なぜ『元気か?』なんておたずねになるのだろう?」といつも思っていました。
しかし最近は、先生が「元気ですか?」とおっしゃる意味がだんだん分かってきたのです。

よく、アントニオ猪木さんが「ダァーッ!元気ですかー!?」とおっしゃいますね。

先日も、国会での質問者として立ったときもコレをなさったので、この方は相変わらず凄いなあと思いました。

質問内容は別として、猪木さんがいるだけで、周囲が元気になり明るい雰囲気になるのを感じます。
こういう方がいると、ポジティブな空気感になり、前向きな議論を展開しやすくなるような気がします。

元気とは、つまり「エネルギー量」のことです。

以前の仕事で、仕事自体は有り難かったのですが、当時の私は思い通りにいかない自分自身の人生を悩んでいました。
たぶん、動画で録ったら、うつむきかげんで、笑顔もなかったでしょう。
エネルギー量が落ちて、マイナスの空気感を出していたのです
それは、周囲にも影響します。

「自分は元気だ」と思っていても、「元気かどうかは周囲の印象で決まるものなのです。」

猪木さんは、体調を崩されていることもあったとのことですが、頑張って精一杯元気を出されていましたので、病気がちにはとても見えません。

これはスピーチやプレゼンなど、人前で話すときにも大いに関係すると思いました。

「なんでこんな仕事をしなくてはならないんだろう」と思っている人が、暗い気持ちで人前に立てば、全体もネガティブな空気になって前向きになれませんね。

しかし、リーダーともなれば、人の人生の時間をおあずかりする立場。
まずはエネルギー量を増やして元気を出し、相手に対してアイコンタクトをとって笑顔にすることが、好印象につながり、組織も明るくなり、仕事も上手くいく秘訣ではないかと思います。

2015/02/24 | カテゴリー : スピーチ | 投稿者 : nagaichika