ブログ「次世代トッププレゼン」

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プレゼンで楽に良い声を出す方法

 

「プレゼンで頑張ると、喉が疲れたり声がかすれて困っています」
先日、講演会の後にこんなご質問をいただきました。

「いざ、プレゼン本番」となれば、誰でも喉で頑張ってしまうものです。じつは、発声は喉でするものではありません。

元Jリーガーでサッカー解説者のNさんに、ボイストレーニングをお伝えするラジオ番組に出演したことがありました。

そのとき、下腹のへそ下9センチの場所にある「丹田」という場所を張りながら発声する練習をしました。

そうすると、Nさんは、

「サッカーのシュートを打つときも同じですね」

とおっしゃいました。

「シュートをうつときは、ボクは【内臓を張る】というのですが、下腹を張るように子ども達のサッカーで教えています。リラックスしながら力が発揮できるからです。」

サッカーでも、いざシュートを打とうとすると力みがきて失敗しやすいのだそうです。しかし、丹田を張ることで余分な力が抜け、パワーが発揮できるのです。

声を出すときも、丹田をはることで喉に力みがなくなり、良い声が出るようになります。

例えば、酒屋さんが腰の低い位置でしっかりと前掛けを縛っているのを見たことがあります。重い酒瓶を運ぶときに、下腹を張って丹田に力が入りやすくしているのだそうです。
引っ越し屋さんも、重い荷物を運ぶとき息をはきながら「ふんっ」と持ち上げますが、お腹はへこんでいません。

私は、最初なかなか丹田をはりながら発声することができませんでした。そこで、カフェ・エプロンをぎゅーっとまきながら練習しました。エプロンの圧力を押し返すように下腹をはって発声することで喉の力みがとれて声が良くなるのです。

ぜひ皆さんも下腹を張るようにしてみてください。喉が楽になるはずです。

 

ボタンダウンシャツでスーツを着てはいけない

 

これまで数多くのプレゼンを取材してきて、トップのファッションでとても気になっていることがあります。

それは、正式な場のプレゼンにもかかわらず、スーツにボタンダウンを合わせる方が多いことです。

ボタンダウンシャツはポロ競技に使われるようになって広まったシャツです。もともとはスポーツ用です。一般ではカジュアルな場面で着るものとされています。

ビジネスマンでもスーツにボタンダウンを着る方がいますが、スーツにネクタイでは合わせないのがルールです。こんなちぐはぐな格好をするくらいなら、スーツではなく会社のユニフォームの方が断然潔く見えると思います。ホンダの八郷社長が、たまに作業着でメディアの前に出られることがありますが、とても格好良く見えます。

(ボタンダウンではドゥエボットーニという襟の高いシャツがあり、これは正式な場でもOKとされています)

スーツに合わせるなら、ごく普通のYシャツを着ればまったく問題ありません。

正式なプレゼンをスーツで臨まれるとき、どんなシャツを着るか確認してみてください。

 

トッププレゼンは自分の強みで勝負

「ウチのトップには、あの会社の〇〇社長みたいに会社のことを力強くPRしてほしいのですが、あまり人前に出たがらないんですよね」

広報担当者さんからこんなご相談を受けることがあります。

確かに人には向き不向きがあります。しかし、会社のメッセージはトップが言うことで強い訴求力を発揮します。やはりどんどん人前に出て話してほしいものですよね。

先日、ユーシーシーフードサービスシステムズ株式会社の上島成介社長のプレゼンを取材してまいりました。

1933年創業のコーヒー専業老舗であるUCCは、UCCグループ会長・上島達司氏のもと、グループCEO兼社長を長男の豪太氏が、海外事業を統括するUCCインターナショナルを次男の昌佐郎社長が務めています。この日登壇した成介氏は三男。

実は私が当日会場に到着した時、入り口を間違えてしまいました。すると、成介社長が出てきて「入り口はあちらになります」といってご案内してくれました。また、私の背後に花壇があることに気がつき「あ、後ろが花壇になっています。お足元にお気をつけください」との気遣いもいただきました。

ちょっとしたことなのですが、会場でトップ自ら道案内する姿勢から、「すべてに責任を持つ」という創業家ならではの覚悟が感じられました。

成介社長はプレゼン前、緊張している様子が伝わってきました。しかし、舞台に出ると覚悟を決めたように集中。華やかに舞台慣れした姿ではなく、どちらかというと地味で内向的な姿でしたが、私をご案内していただいたような優しさと上品さに溢れて好感度の高いものでした。
プレゼン内容も、本格派コーヒーの老舗らしく、コーヒーの深い世界観を呼吸するように説明し、ご自身の強みを活かした「強みの土俵」で勝負する説得力の高いものでした。

トップになれば、人前に立つ立場も多いもの。そこでご自身のタイプや強みを活かしてプレゼンすれば、強い訴求力を発揮できるのです。

広報の皆さんにも、トップには理想とする「こうあるべき」というスタイルをお勧めするのではなく、トップのタイプを見極めてプレゼンを構成することを考えてみてはどうでしょうか。

詳しくは、「広報会議4月号」に記事が掲載されています。ご興味ありましたらご覧下さい。

 

聴き手との対話を深めるプレゼン

 

先日、ある記者さんから取材を受けました。

ストレートで本質的な質問をいくつもいただきました。
そうすると、こちらも考えるのですよね。
そしてまた新たな質問をいただき、対話が深まる面白さを感じました。

このような深い質問を受けると、私はその後も考え続けてしまいます。

「あの質問は本当はどういう意味だったのだろうか?
私の答えはあれでよかったのだろうか?」

考え続けていくと、気づきがあったり、新しいアイデアが生まれたりします。

立場を変えて自分が質問するとき、いつも質問の難しさを感じています。
対話が深まらず「つまらない質問をしちゃったなぁ」と反省することもよくあります。
聞くだけなのに難しいのですよね。

ですので良い質問を投げかけてくださる方の力量には敬服しています。

良い問いを投げかけると、相手は深く考える。
その答えにより、さらに新しい問いが生まれる。
そしてまたさらに深い答えが返ってくる。
この良い循環が生まれることが、対話の醍醐味ではないかと思えます。

これは一対一の対話ですが、この対話を不特定多数の方々と行うのが、プレゼンではないかと思います。
聴き手の方々は、黙って聞いているだけでも目や気で問いかけてきます。
それを感じるようになれれば、聴き手との深い対話が生まれてきます。

プレゼンで対話の深まりを感じられるようにしたいですね。

 

新刊『緊張して話せるのは才能である』が発売されました

新刊『緊張して話せるのは才能である』発売されました。

「プレゼンで緊張する。克服したい」とご相談に来る方がとても多くおられます。
でも緊張ってなくそうと思ってもなくせないものですよね。こんな方にお役に立てばと思って書きました。

・人前に出るだけであがる
・大事なプレゼンほど早口に
・質問されると頭が真っ白

でも、緊張の扱いが分かれば、思い通りに伝わるようになります。

アマゾンにも詳しく図などで内容を紹介いただいていますので、よろしければご覧下さい。

【目次】

第1章 「緊張して話せません」 …緊張するのは、実は才能である
1 「緊張は悪いもの」という教えは間違っていた
2 緊張には理由があった
3 あなたが緊張するとき、聴き手は感動する

第2章 「どう話せばいいの? 」…緊張のトリセツ
1 魔の3分を乗り切れ
2 10回の練習より1回の録画
3 「鉄板ネタ」で魔の3分を乗り切る
4 冒頭15秒が、ゴールデンタイム
5 「緊張のピーク」最初の3分にするべきこと
6 5分~10分は、「気を抜かない」
7 リハーサルが下手でも、本番は成功する
8 ダメプレゼンをする人は、直前に資料を修正している
9 「オレ本番強いから」は99% 勘違い

第3章 「何を話せばいいの? 」…口下手でも、緊張しない人に勝てる方法
1 自分のタイプを見極めよ
2 話し上手に勝つ「バリュープロポジション」の考え方
3 ムリめな自分を演じると、結局、損をする
4 人はロジックでは動かない。感情で動く
5 人を動かすには、ホラを吹け
6 失敗談は成功談より100倍伝わる
column 羽生選手のプレゼンはどこがすごいの?

第4章 「じゃあどうすればいいの? 」…緊張で、聴き手の心
を動かす方法
1 息を2回吸えば、大抵の問題は解決する
2 記憶に残り、人が動く五つの技法/濁点法/ 一本指話法/ 悪代官スペシャル/モラウ法/テーマ反復法
3 顔を覚えてもらうには、いつも同じメガネで
column あなたの癖「女子揺れ」に気がついていますか?

第5章 「でも質問、怖いです」緊張しても、困った質問は
切り抜けられる
1 あなたの本気度は、質疑応答が伝えてくれる
2 あらゆる困った質問に対応できる五つのマジックフレーズ
「良い質問です」/「あなたの話が聞きたい」/オウム返し/「勉強不足なのですが」/「もう少し状況を教えてください」
3 質疑応答は得意技で切り抜けよう
column まずは宴会の挨拶から自分の言葉で話してみよう

 

2019/02/18 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : nagaichika