ブログ「次世代トッププレゼン」

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失敗談は、プレゼン最強の武器

プレゼンでは、私たちはつい「成功した話をしよう」と思いがちです。
でも聴く立場になると、成功談よりも失敗談の方が面白く感じますよね。

実はプレゼンでは、成功談より失敗談のほうが共感されます。

だからプレゼンでも、堂々と失敗談を語ると共感が得られます。

多くの人が過去の成功体験ばかりを語りたがるのは、失敗を語ることは自分の評価を下げると考え、さらに「恥をかきたくない」というプライドがあるからです。

しかし、失敗から自分が何を学んだのかを語ることで、聴き手は共感し、感動し、行動を良き方向に変えることもあります。

現在の社会では失敗は増えていますし、なかなか隠せません。世の中がどんどん変化しているので、新しいことには失敗は付きものなのです。さらにSNSが普及して失敗を隠そうとしても隠せないのが現実です。

むしろ失敗したことは、新しいことに挑戦した証しです。
新しい挑戦をした結果の失敗は、恥でもなんでもない。
そんな時代になっています。

宣伝会議デジタルマガジン 1月号に亀田製菓・佐藤勇社長の「プレゼン力診断」を執筆しました。

佐藤社長は、課長時代にベトナム事業を失敗して1億円以上の損失を出したことがあります。責任を取るため進退伺を出しましたが「当社で失敗の経験者は君だけだから貴重だ。この経験を次に生かしてほしいので昇格させる。辞めることは認めない」という言葉をかけられ、会社に残ることになった方です。

この日のプレゼンでも、肩をすくめ、クスッと笑いながら失敗談を公開していました。

もしご興味ございましたらこちらをご覧下さい。

トッププレゼンで選ぶべきネクタイは?

 

「プレゼンや会見ではできるだけ明るい色のネクタイをしたほうがいいでしょうか?」

というご相談を受けることがあります。

確かに、意図して派手なネクタイをしている経営者がいます。

日本電産の永守重信会長は、日本電産のコーポーレートカラーのグリーンを基調に、大柄の水玉などのド派手なネクタイをしていますが、それ自体がキャラクターと一致していて納得性が高いのも特徴です。

また、ユーグレナの出雲充さんも、同じようにコーポレートカラーのまぶしいばかりのグリーンのネクタイをしていますね。

ネクタイは体の真ん中にあり目に付きやすいこともあるので、「この派手なネクタイといえば00さんね」と思い出してもらえたり、覚えてもらえることができるというメリットが大きいのです。

特に創業者など、自らが会社の看板となるような人は、個性的だったり派手なネクタイをしている場合が多いと思います。
洗練されているかどうかといのは二の次三の次。ファッション性は多少犠牲にしても、会社のために自らを演じられるプロでもあるわけです。

いつも同じものを繰り返しつけていると印象に残りやすくなりますので、もし意図してネクタイを選ぶならぜひ繰り返しつけてください。

 

時間ピッタリの見事なプレゼン

 

先週は2日間、第20回日経フォーラム世界経営者会議に参加していました。
世界のトップのプレゼンを次々と見られる貴重な機会でした。

印象に残ったのは。エアアジアのトニー・フェルナンデスCEOです。
ご自身のプレゼン後、「10分ですよね。時間通りに終えました。私のエアラインと同じく時間厳守ですね」と、時間ピッタリに終わりました。

大抵の方は時間が超過します。トップに限りません。会場のスタッフが常に残り時間の札を持って、登壇者に示しても超過する方が多いのです。こうなるとしわ寄せがお客さんの休憩時間に来て、休憩時間も短くなります。

とても不思議なのですが、プレゼンは指定時間より短めに終わるということがほとんどありません。時間をオーバーすれば、お客さんの満足度は一瞬で下がります。しかし話し手は緊張したり、つい熱が入ったりして、時間が押しても「準備した内容を全て伝えるのが自分の仕事」と考え、悪気がないのに時間オーバーしているのです。

「お客さんの大事な人生の時間をお預かりしている」という最も大切なことに気がついていないのは残念ですね。

逆に余裕をもって時間通りに終わるだけで、簡単に聴き手の満足度はあがるのです。

プレゼンは時間通りに終わる。これを死守しましょう。

一晩中泣く赤ちゃんが声枯れしないワケ

 

「声に自信がない」という方が多くおられます。

でも、本来、人は良い声を持っています。

赤ちゃんが生まれると「オギャー!」と良い声で泣いていますね。赤ちゃんはどんなに一晩中泣いていても声が嗄れることはありません。しゃがれ声の赤ちゃん、なんて聞いたことありません。どんな人でも、平等に良い声を持って生まれてきているのです。

しかし、人生経験を積み重ねる中で、どこかおかしな発声になってしまい、良い声が出せなくなってしまうのです。

例えば、子供の頃「こんな声を出してはいけません」と注意を受けたり、小学校で友達に「変な声」とからかわれたりします。そうすると、自分なりに「こんな声がいいかな?」「こんな風に出すと格好良いかな?」と、間違った方向に工夫し始めます。

そのような状態になると、赤ちゃんの頃は素直に合っていた声帯は、少しずれた方向に働いてしまいます。そして、人生を重ねれば重ねるほど、声帯がおかしな方向に働いてしまう癖がついてしまうのです。つまり、「声帯に厚着をしている」ようなものなのです。

一般的には、声を良くするために始めると思われているボイストレーニングですが、じつは、声帯の厚着を一枚一枚脱がしていって、本来持っていた良い声を取り戻すのが目的です。

ボイストレーニングでは、声帯の働きがずれていることに気がつき、方法を変えていくことが、無駄なく最速で上達するコツでもあります。

 

「トップとメディアのリレーションが作れない」というお悩み

先日、広報担当者さんからのご相談がありました。

「トップとメディアとのリレーションが上手く作れないんですよ」

メディアとのリレーション作りが上手いトップには、二つの特徴があります。

一つ目は、時間をかけること。
トップ就任後にあわててリレーション作りをしてもなかなか難しいものです。

ある通信系会社のトップは、トップ就任の部長時代から、じっくりと時間をかけてメディアと関係作りをしてきました。その結果、トップ就任直後にもかかわらず、会見後の囲みでは一歩も二歩も踏み込んだ深い内容の質問が多くでていました。

二つ目は、メディアからの質問には誠意を持って答えることです。
最近は些細なことでも「詳細は話せません」と紋切り型で答えるトップが多いように思います。もちろん話してはいけないことはいうべきではありません。しかし少しでもリスクがあれば「答えられない」と言い切っていては、メディアとの関係を作るのは難しいかもしれませんよね。

ある食品会社のトップは、普通なら回答NGの難しい質問を受けても、「話せるギリギリの範囲で、少しでも相手に満足いただきたい」と考え、ちょっとしたヒントを与えたりして回答しています。メディアへの真摯な姿勢と誠意を感じます。

メディアとのリレーションも人間の関係です。一朝一夕には出来るものではありません。時間をかけて、誠意をもって関係作りを行っていくことが良い方法だと思います。

2018/10/31 | カテゴリー : スピーチ | 投稿者 : nagaichika