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オンラインプレゼンで使う背景のコツ

「オンラインコミュニケーションの背景はどうすれば良いでしょうか?」 このような質問をいただくことがあります。

「あまり部屋を見せたくない」というのが本音かと思います。
なぜなら、部屋はそのひとのプライバシーが伝わってしまうからです。

最近は、背景写真を使う方が増えています。
しかし、注意しないと、顔が風景に溶けてしまいよく分からなくなってしまったり、背景写真が突然消えてしまうこともあります。そうなるとせっかく隠していた部屋が見えてしまいます。
背景を使うときはリハーサルしておきたいところです。

しかし、今回のおすすめは、隠すのではなく「部屋を見せてしまう」という方法です。

何を見せて何を見せないか、あらかじめ決めておいてカメラをセットします。

本をたくさん読む方は本棚を背景にすれば知的な印象を与えます。
アートが好きな方は、さりげなく好きな絵を背景にかざって並べておけば美意識の高さを伝えることができます。

スニーカーをコレクションしている人が、天井まである飾り棚一面に綺麗にスニーカーを並べていて驚いたことがあります。普段は知らなかったその人の一面を知ることができて強く印象に強く残りました。
南国の島の海の写真やサンフランシスコのゴールデン・ゲート・ブリッジの写真からは伝わってこない人柄が感じられて好感度が上がりました。

伝えたい価値は何か、何を伝えて何を見せないか、を見極めて背景を見せることです。
つまり、その人の行動がコミュニケーション戦略となるのです。

せっかくのオンラインコミュニケーションです。
その強みを活かしてみることも大事なことだと思います。

 

オンラインでも表現伝達度をあげ主導権をとる方法

オンラインでは、対面と比較するとコミュニケーションがとりにくいという点が課題です。

とくに聴き手側から見ると、話し手の「表現伝達度」は感覚的なものですが3割減と考えられます。

なぜならスマホやパソコンの画面は機械を通すため、冷たい印象を与えてしまうからです。
加えて、資料が画面いっぱいに映し出されているプレゼンが淡々と続けば、話し手の顔が見えず聴き手とのコミュニケーションはさらに取りにくくなってしまいます。

冷たい印象を与えずにコミュニケーションを行いたい場合、ホワイトボードやフリップチャートを使うことをおすすめします。

ホワイトボードをカメラから映る位置に設置し、手書きで説明していくのです。

手書きをする姿を見せることでライブ感が出て、話し手の温もりが伝わります。

通常のパワーポイントをメインに、コミュニケーションをとりたいところでは手書きのホワイトボードに切り替えていく方法でもよいでしょう。

もしホワイトボードがなければ、事前に紙に手書きで書いたチャートや、その場で書いたメモをカメラ越しに見せれば、同じように熱量が伝わります。

ホワイトボードを使う際にもう一つ良い点があります。
それは、話し手がペンを持って書くことで、場の主導権を持つことができます。会議のときにも優位に進めやすくなります。Zoomのホワイトボード機能(有料)もありますが、「書いている姿を見せる」ことがこの場合大事です。

手書きは上手である必要はありません。
素朴なものでも十分迫力が伝わります。

オンラインで表現伝達度を上げて、コミュニケーション力をアップしたい方はぜひお試し下さい。

 

オンラインでのプレゼン資料の作り方

オンラインでのプレゼン資料については工夫が必要です。

しかし現状は、リアルプレゼンとなんら変更なく資料作りをしている方が多くいらっしゃいます。

細かい文字やグラフをギッシリ詰め込んだチャートが多いのです。

リアル会場の大画面なら読めるのですが、オンラインはスマホで視聴している方も多くいます。細かいチャートは読めません。

オンラインでは一目・一秒で目に飛び込んでくるチャートに修正することが、伝わるコツです。

ソフトバンク・孫正義会長のチャートは、オンライン前提で作られているので参考になります。

2月12日開催「2020年3月期 第3四半期 決算説明会」では、孫社長は「今回の決算を一言で表せば“潮目が変わった決算”であります」と言って始めました。そのとき見せていたのが、波の写真に巨大な文字で「潮目が変わった」と書かれたチャートです。強い印象を残しました。
すべての情報は、大きく見せて意味を持たせ、最後まで首尾一貫しています。

また、チャートをシンプルにした場合は、詳細情報を資料で配布すると正確な情報が伝わります。

私はオンラインで見せる時はシンプルな資料にして、配布用には文字を追加した詳細資料を別途作ります。スマホ視聴が当たり前のオンラインプレゼンは、この「一手間」が必要ですね。

オンラインでのプレゼンチャートは、スマホ視聴も前提にしてシンプルに作ることです。
作り込むときのコツは、情報の「引き算」をすること。
余分なものをそぎ落とし、キーメッセージを絞り込むことです。

オンラインでも必ず伝わる方法

ある企業の常務がプレゼンをしたときのことです。質疑応答でプレゼン内容と重複する質問が出ました。すると、常務はこう言ったのです。

「私のプレゼン、聞いてなかったんですね」

一生懸命説明した内容を再度質問されれば、そう言いたくなるお気持ちも分かります。

ただ、「結構説明したのになぁ…」と思うことは、日常よくあることです。

ジャパネットたかたの創業者、髙田明さんが7月31日のワールドビジネスサテライトに出演されて「伝え方」の話しをされていました。

髙田さんは、テレビショッピングで最初の頃はお客様の反応がなかったのだそうです。
そこで「伝えたつもりになって伝えてなかったんだ」ということに気がついたと言います。
髙田さんによれば、伝えるためのポイントは3点あります。

(1)伝えたい商品のことを徹底的に知る

何を伝えるのかということを理解してなくて相手に伝わるわけがありませんよね。

(2)伝える時には伝え手の本気度と情熱が大事

私も、以前より「プレゼンは熱伝導」と言っています。話す人にパッションがあればこそ、伝えたいことが熱伝導して聴き手と一体感を持つことが出来るのです。

(3)伝えるのは非言語の力

話すのは、口だけではなく、指も、手も、身体も、目も話します。顔全体が話す「非言語」の力も大事だと髙田さんは言います。今、オンラインコミュニケーションが当たり前になりつつあります。伝えるために顔全体で話す非言語の力を有効利用することが大切です。

あともう一つ私が付け加えるとしたら、伝えるために大事なのは「繰り返す」ことだと思います。
何度お願いしても、扉を開けっ放しだったり、電気を付けっぱなしだったりする人っていませんか?人は一度言うだけではなかなか伝わりません。繰り返し根気よく説明することです。プレゼンも同じです。大事な言葉や「これだけは覚えて帰ってもらいたい」と思ったことは、何度でも繰り返すことです。

「これだけは伝えたい」ということを絞って、次回のプレゼンでお試しください。必ず伝わります。

オンラインで意見が言いやすくなる理由

オンラインの会議で、自分の意見が言いやすくなったという声をよく聞きます。

オンラインだと周りの空気が読めません。今まで空気を読み過ぎて意見を言うタイミングを逸してしまっていた人も、対面より気楽に手が上げられるようになったと言います。

対面ですと、どうしても声の大きな人が意見が言いやすく、提案も通りやすいものです、しかし、オンラインですと、声の大きさや人物が
発する「空気圧」のようなものは強い影響力を発揮しにくいため、話しの内容を重視してもらいやすくなります。

また、文字で意思表示できるチャットや、手を上げるイラストが表示できる挙手ボタンの仕組みもあります。挙手ボタンを押せば、ホストやメンバーに「意見を言いたい」という意図が伝わります。対面ではなかなか手が挙げられなかった人も、挙手ボタンはハードルが下がります。

山本七平は、著書「空気の研究」にて、「日本人は、その存在を意識的に確認できにくい『空気』に拘束されている」と言い、「空気とは非常に頑固でほぼ絶対的な支配力を持つ『判断の基準』である」としています。

「空気」は、よい意味でも悪い意味でも、日本人を支配してきました。空気が読めない人は「KY」などと言われて、疎まれる傾向にあったのです。

しかし、オンラインコミュニケーションが主流となりつつある現代において、日本人を拘束してきた「空気」の存在が変わりつつあります。

意見を言うのを躊躇していた人たちも意見が言いやすくなり、内容を重視した議論ができるようになっていくのだと思います。