ブログ「次世代トッププレゼン」
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オンラインは1〜2万円の投資で、圧倒的に好感度を高くできる

「どうもオンラインでのプレゼンが苦手で…」
「対面じゃないと伝わらないのでは?」
こんなお悩みを抱える方は多くおられます。
しかしこのわずか1〜2年で、オンラインでのコミュニケーションが出来ないと、ビジネス自体が成り立たなくなりました。
「いやいや、コロナが落ち着けば必ず対面に戻るはずだ」
こう信じている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし人は一度便利なものを知ってしまうと、もう戻れないものなのです。
たとえば普段スマホを使っているあなたは、以前のガラケーに戻りたいと思うでしょうか?
iPhoneが普及し始めると、それまで「ガラケーでいい」と言っていた人も使うようになりましたよね。iPhoneのように便利なものを知ると、人はiPhone以前の世界には戻れなくなるのです。
オンラインも同じです。オンラインは便利です。いつでもどこでも打ち合わせできます。一度この利便性を知ってしまうと、わざわざ時間をかけて移動して会議をしたいと思わなくなってしまうのです。
オンラインのもう一つの良い点があります。
意外なことかも知れませんが、工夫次第でリアルよりも好感度を高めることができるのです。
現実には、オンラインの印象を良くしようと努力している方は多くありません。
「画面上の顔が暗くて怖い」「声が聞き取り難い」「顔が画面の半分しか出ていない」といった要素は、相手にストレスをかけてしまいます。
そこで、オンライン機材に投資することをおススメします。
オンライン専用の照明器具はリアルより顔映りを良くしてくれます。専用マイクで、異次元の声質に品質アップします。
しかも、全部合わせても1〜2万円程度の投資で、別世界のクオリティになるのです。
いくらオンラインで話す練習をしても、顔が暗く、声が途切れているようでは、印象は悪くなる一方です。
他の人がオンライン機材に投資していない今、投資を行えば、差別化することもできます。
オンラインコミュニケーションは今後なくなることはありません。だから投資はムダになりません。
この機会に検討してみてはいかがでしょうか。
早口を改善する方法

「ワタシ、早口なんです。プレゼンで緊張しちゃうと、もっと早口になるんです。どうすればいいでしょう?」
こんなご質問をいただきました。
早口の方には共通点があります。まず頭の回転が速い。だから言葉が加速しやすくなります。
しかし早口だと言葉が不明瞭になって、さらに話しの展開が早過ぎるので、聴き手は話しについて行けなくなります。
良いことを話しても、早口で伝わらないのはとても残念ですよね。
そこで早口を改善するために、3つの方法をご紹介します。
(1)まず、しっかり息を吸いましょう
話す前に、まずしっかりと息を吸いましょう。
早口になるのは、文章のワンフレーズを話すための息が足りなくなってしまい、息が続いている途中で慌てて文章を終わらせてしまうからです。
これはプールで10メートル息継ぎ無しで泳ぐことを想像すればわかります。息が足りなければ急いで泳ぐ必要がありますよね。途中で息切れしたら続かなくなります。でも息が足りていれば、ゆっくり泳いでも大丈夫ですよね。
話し方も同じです。しっかり吸ってから話し始めれば、早口にする必要がなくなって、ゆっくり話しやすくなります。意識して大きく呼吸するようにしましょう。
(2)言葉を区切りましょう
早口になっているときは、間合いがなくなっています。間合いがとれないと、スピードはどんどん加速します。
こんなときは、言葉を区切って話します。ブレーキ効果で早口が改善します。
たとえば「先端技術」という言葉。普段言えていても、早口が加速すれば言えなくなります。そこで「先端、技術」、または「先、端、技術」というように短く区切りながら話します。区切ることでブレーキが利き、ゆっくり話せるようになります。
(3)録音して確認しましょう
ゆっくり話しているつもりでも、いつのまにか早口になっていることは多いものです。だから録音して確認してみましょう。今のスマホは録音機能がありますので、カンタンです。実際に会議やプレゼンを録音して自分の声を聞いてみると、想像以上に早口であることが分かります。客観的に早口を認識できれば、改善もしやすくなります。
早口は伝わり難いので損をしがちです。ぜひ落ち着いてゆっくり話す習慣をつけたいものですね。
「緊張で相手の目を見られません」というご相談

「緊張して、相手と目線をあわせられません。つい逸らしてしまう癖があります。どうすれば良いでしょうか」
こんな質問をいただきました。
一対一の対話に限らず、プレゼンでも聴き手と目線を合わせてコミュニケーションしていくことは大事なことです。
しかし一方で、目を逸らすことは一概に悪いこととは限りません。
「目力」という言葉があるように、人の目には力が宿っています。だから相手の目をジッと見るのは、実は疲れることなのです。
私は、目を逸らさずジッと凝視してくる人に圧を感じてしまって、とても疲れたことがあります。凝視せずに、適度に目を逸らしながら会話できるほうがお互い自然にふるまえますよね。これはプレゼンでも同じです。
問題は、目の逸らし方と頻度です。常に目線がキョロキョロしていると落ち着きが感じられずに、聴き手からの信頼が得られません。そこで、相手の目ではなく、少しずらした部分(相手の耳の横や鼻先など)を見て話して、大事な部分だけ目を合わせていくような工夫をすることで、話しやすくなり、相手も聞きやすくなります。
そんな緊張で目線を逸らす癖のある方にとって、本当はオンラインはとても楽なのです。
相手の力が宿っている目を見ずに、カメラのレンズを見て話せばいいわけで、意外に話しやすいものです。
実は緊張する人ほど、オンラインの方が力を発揮しやすいかもしれませんね。
プレジデントウーマンに特集記事掲載いただきました



3月28発売の「プレジデントWOMAN プレミア 2022年春号」に、特集記事を掲載いただきました。タイトルは下記です。
「実は、オンラインもリアルもアガりやすい人が強いんです
いつもの緊張を魅力に変える魔法のプレゼン技」
こう思っている方、多いと思います。
「緊張するのは悪いこと。だから緊張を無くさないと」
じつは緊張は脳のリミッターを外して最高のパフォーマンスを発揮させようとするすごい武器なのです。
「今から勝負!」と思うと交感神経が活性化し、アドレナリンが出て心臓がドキドキします。これは脳が無意識にリミッターを外し、能力以上のものを出そうとする合図なんです。
この能力のおかげで、私たちの祖先は敵や獣と闘って打ち勝つことができたのです。
最近、大学院の講義で元有名プロ野球選手がゲスト講師に来て、お話をうかがったことがありました。
私が「ここ一番で緊張しますか?」と質問したところ、こうおっしゃっていました。
「凄く緊張します。でも緊張しなくなったら、それはプロを辞めるときです。緊張は結果を出すために必要なものなので、受け容れています」
皆さんも、プレゼンで「緊張してきたな」と感じたら、それは戦闘準備が完了した、ということです。
緊張しているときは、高性能のレーシングカーが最高の状態に仕上がっているのと同じ状態なのです。
まずは冒頭はムリせず落ち着いて開始してください。
極度に緊張していても、最初の数分をしのいでいけば、その後はリズムに乗ることができて、良い結果を出すことができます。
ご興味ある方は、ぜひ雑誌記事でご覧下さいね。
聞き取りにくい苗字を、確実に伝える方法
初対面のとき、苗字を聞き取ってもらえないと困ることがありますよね。先日もこんな質問がありました。
『私の苗字は「可知(かち)」というんですが…。名乗ってもたいてい聞き取ってもらえません。「アチさんですね」とか「カジさん?」とか言われます。どうすれば正しく聞き取ってもらえるでしょうか』
この「苗字を聞き取ってもらえない問題」、2つの解決策があります。
①名乗るときに解説しながら自己紹介する
『可能性の「可」に、「知識」の知で、「可知」です。よく珍しい苗字だねと言われますが、「可能性ある知識」で覚えて下さい」
というように、説明を工夫すると覚えてもらえます。
② 区切って発音すると明瞭に聞き取ることができます
『か』は子音の『k』、『ち』は『ch』とイ母音が鳴りにくいため、『かち』は聞き取り難い組み合わせです。そこで、
『か・ち・です』
というように、『か』と『ち』に小さなアクセントをつけながら、区切って発音すれば確実に聞き取ってもらえます。
他にも苗字を聞き取ってもらえない方は、この2つを組み合わせながら自己紹介すると、確実に伝わるようになりますよ。