ブログ「次世代トッププレゼン」
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経営塾PRIMEの講師を務めてまいりました
昨日は、経営塾PRIME「100年企業戦略メンバーズ会員限定 勉強会」にて『明日から使える「心を動かす」トッププレゼンテーション』というテーマでお話してまいりました。
心を打つトップのプレゼンとは、心を動かす言葉や所作に加えて、個人の特性を生かしながらお話することがとても大事です。
この日は経営者限定の勉強会でしたので、ステークホルダーの心を動かし行動に向かわせるための実践的スキルについてお伝えいたしました。
人は聴き手に「良い行動をしてほしい」と考え思いを託して伝え、聴き手が心を動かされれば「なるほど,そうしよう!」と思い行動します。
いくらリーダーが上手に話しても、聴き手がスルーしていたら意味ないですよね。
聴き手の心を動かし良い行動に向かわせることが、リーダーの役目です。
そこで今回は、
①WHYから語り、人を動かす
②個性を活かして、共感を得る
③話術と態度
④トップの企業ブランディング
の4点について、「明日から使える」実用性の高い内容でお話してきました。
少人数限定でしたが、多くの方にお申し込みいただきましてありがとうございました。
ビジネスパーソンは、AKB指原さんの伝え方を学ぼう
「伝え方の技法」で重要なのは「再現性」です。
世の中には天性の伝える力で人を感動させる人がいますが、こんな人たちの伝え方は、私たちのような一般人には真似できません。でも、再現性があれば、誰でも学ぶことができますよね。
そこで今回は、少しの努力で誰でも真似ができる伝え方をご紹介します。
指原莉乃さんは、他にも可愛いくて歌のうまい子が大勢いるAKBの中で、何度も総選挙1位選ばれ、芸能界でもタモリ、秋元康、松本人志などの大御所に気に入られ、更に活躍の幅を広げています。そのような指原さんが抜きんでている理由は、聴き手の心を動かし、行動変容を促す「伝え方上手」のスキルにあります。
「伝え方上手」のスキルには、ポイントが3点あります。
【その1】なぜこの話しをするか「大義名分」が明確
【その2】聴き手が期待していて自分しか語れない言葉の見極め
【その3】自分らしく伝える
指原さんのAKB48第7回選抜総選挙 (2015)のスピーチを例に挙げて説明しましょう。→リンク
【その1】なぜこの話しをするか「大義名分」が明確
指原さんは、第7回AKB48総選挙の冒頭、『「自信がある、1位になりたい」と言っていたものの、昨晩一人になった時、もし1位じゃなかった時、ワイドショーにどうやって取り上げてもらおうとか、いろいろ考えた』と語っていました。女王として1位にならなければいけない大義名分が明確ですよね。
【その2】聴き手が期待していて自分しか語れない言葉の見極め
さらに指原さんが上手いのは、相手が期待していて、自分しか語れない言葉の見極めです。この総選挙では、それを「落ちこぼれ」という言葉で伝えました。
「私は落ちこぼれです。選ばれた人間ではありません。全国の落ちこぼれのみなさん、私の1位を、どうか自信に変えてください」
指原さんは、AKBの中で落ちこぼれでした。だからファンに「落ちこぼれの指原さんを育てて1位にしたのは、同じ落ちこぼれの自分たち」という自尊心を持たせるように語っています。指原さんはファンが何を期待しているかを見極めて、「落ちこぼれ」という言葉で語りかけ、ファンの心を動かしました。
【その3】自分らしく伝える
そしてこの二つとも、格好つけずに自分の弱さをさらけ出し
ながら、自分らしく語っています。
こうして見ると、指原さんの「伝え方上手」の3ポイントは完璧ですよね。
この指原さんの伝え方のスキルは、ビジネスでもとても参考になります。
次回のプレゼンは、ぜひ「伝え方上手」の3ポイントで考えてみてください。
最恐の「プレゼンで頭真っ白状態」。どうするか?
世の中で「プレゼンで頭真っ白」ほど怖いモノは、そうそうはないでしょう。
頭真っ白で固まってしまうと、次の言葉が出なくなります。そういうときにムリに話すと、話がアッチの方向へ行って二度と戻らず、止まらなくなることもあります。かく言う私も何度か経験しました。怖いですね。
たとえてみると、これは溺れている状態です。溺れているときにジタバタあがくと、ますます沈むだけ。プレゼンでは救命員が来てくれることもありません。
そこで、いざというときの対処法を覚えておけば安心です。
対処法は3ステップあります。
【ステップ1】まず、水を飲む
驚いたときに「ヒィッ!」と変な声が出てしまうことありませんか?「頭真っ白」はこれと同じ状態になっています。人は緊張すると喉頭が上がります。喉頭周辺の筋肉が硬くなり、声が上ずってくるのです。
そういう時は、まず水を「ごっくん」と飲みます。クスリやビールをゴクッと飲むのと同じ要領です。これで喉頭が下がり、声が楽に出るようになります。また水を飲んで息を吸えば少しは落ち着きます。
いざというときのために、プレゼンでは必ず水を用意しましょう。
【ステップ2】そして、2回呼吸する
頭真っ白状態になると、呼吸がしにくくなります。呼吸をつかさどる横隔膜という筋肉が固まってしまい動きにくくなるためです。
ですので、息を2回吸います。1回では足りません。まず1回軽く吸う。そしてもう1回しっかり吸うこと。これで横隔膜が反応し、呼吸がしやすくなります。呼吸が出来るようになれば、自分のリズムを取り戻しやすくなります。
【ステップ3】そして、メモを見る
ステップ1と2の対応で自分を取り戻せることが多いのですが、どうしてもダメな場合は最後の手段。メモを見ます。メモは浮き輪です。溺れている自分に浮き輪を投げてあげましょう。しかしメモと台本は違いますので、要注意。動揺している時に文字ギッシリの台本をみても、読むべき場所を見つけるのは困難を極めます。
そこで、予め内容を箇条書きにしたメモを用意します。箇条書きならば、読むべき場所をすぐに探し出せます。
メモを見て話すときは、できるだけ堂々と話しましょう。オドオドして話すと、聴き手が心配になります。いかにも最初から準備していたように、ゆっくりとメモを取り出して話すように心がけてください。
「V-Value」にインタビュー記事『経営者のためのプレゼンの極意』を掲載いただきました
ボルテックス様の広報誌「V-Value」にインタビュー記事『経営者のためのプレゼンの極意」を掲載いただきました。
緊張は相手の心を動かすことができることや、緊張しながらも自分らしくお話することの大切さを語っています。
経営塾 第9回『オンラインでも「伝わる」プレゼン技術』の講師を務めてまいりました
ボルテックス様主催『経営塾 第9回』にて、『オンラインでも「伝わる」プレゼン技術 心を動かすトッププレゼンテーション』というテーマでお話してまいりました。
300名以上の申し込みをいただきましてありがとうございました。
「オンラインでは伝わらない」と考えておられる方も多いかと思います。
しかし昨今はオンラインでのコミュニケーションがうまくいかないとビジネス自体が成り立たなくなってきているのが現状。
オンラインならではのお悩みに答えつつ、オンラインでも自分らしくお話して、最高のパフォーマンスを発揮する方法をお伝えしてきました。