ブログ「次世代トッププレゼン」

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良いプレゼンかどうかは息を吸ったときに決まる

プレゼンやスピーチが上手な人には共通点があります。

それは「息が吸えている」ということです。

「プレゼンの名人」といわれる方々の動画を良く見ますと、話す前に必ずしっかりと「口から息を吸っています」

「良い呼吸をするためにはまず息をはくことです」という考えもあります。

しかし、今までの経験からすると、息を吸うほうが意識しなければなかなか出来るものではありません。そして、きちんと息を吸うという運動は、エネルギーを使います。
車がガソリンがないと走らないように、息を吸うことは発声するためのエネルギーを補給するようなものです。

「息を吸うなんていつも出来ている。簡単だよ。」と思われるかもしれませんね。

簡単なようでいて、実はきちんと「息の吸い方」が出来ている人は少ないと思います。

息の吸い方は内容にも大きく影響します。
息の吸い方を見れば、次に「どんな声が来るか」「どんな内容の話をするか」予測がつきます。
つまり、思い浮かんだことをを行き当たりばったりで話すのではなく、「あらかじめ何を話すか決めて」、その内容に合わせて息を吸っているということです

声が響かず、良くないスピーチになっている場合のほとんどは息が吸えていません。

「息が吸えていない」というのは、「息の吸い方がよくない」ということです。

「良い息の吸い方」とは、息を吸うときに「横隔膜がしっかり下がっているか」「下腹が張り出しているか」も同時に行います。
そうすることで、良い息が吸えて、呼吸とともに言葉も流れて響くようになります。

息を吸った→話した(息をはく)→息を吸った→話した→・・・・
この繰り返しがスピーチになります。

そして、この循環が上手くいくことが、名人のようなスピーチにつながります。

2016/03/14 | カテゴリー : スピーチ | 投稿者 : nagaichika

スーツのボタン、留めるの?留めないの?

数多くの会見やプレゼンの取材で、男性がスーツのボタンを留めずに話しているのをよく見かけます。

また、就活生が、スーツのボタンをしっかり全部留めているのを見て、あらら?と思うこともよくあります。

 

■タキシードについて

タキシードのボタンは、留めてはいけません。
全部はずしてください。
(ただしモーニングの場合は留めます)

ある団体でボタンを留めておられたので、「ボタンは留めないのですよ」と言いましたら「失礼になる」と言っておられた方がいたので、あまり知られていないことなのでしょうね。

結婚式の新郎でも、ボタンを留めている方を見かけたことがあります。
式場関係者の方も意外とご存知ない方が多いのかもしれません。

舞台に立つときに、ただ上手であれば良いというものではありません。
お客さんの前に出るからには、ある程度のマナーが必要ですし、見た目も大事です。

 

■ビジネス・スーツについて

これと同じように、ビジネス・スーツのボタンも留め方があります。

2つボタンでも3つボタンでも一番下ははずして着ます。

基本的に一番下のボタンは留めるものではないのです。

ただ、座るときは、全部はずして開けてください
スーツの型がくずれてしまうからです。
そして、(面倒かもしれませんが)立つときはまたボタンをかけます。

立つときはかけて、座るときは開ける、これが基本です。
パネルディスカッションなど舞台で椅子に腰掛けるシーンがある場合、舞台に出てくるときはボタンは留めて、座るときははずします。
そして、終わったら、ボタンを留めてから立ち上がります。
事前にわかっていても、アガっているとボタンをはずすのを忘れて、留めたまま話し始めてしまうこともよくありますので、ぜひ気をつけてほしいところです。

普段のビジネスシーンでも立っているとき、座っているとき、ボタンに注意すると良いでしょう。
特に、パブリックな場でのプレゼンテーションでは気を遣うことが大事です。

ただ、ボタンに気をとられすぎてまごまごしてしまうとかえって良くありません。事前に、「相手とのアイコンタクトを外さず、ボタンを留めたり、はずしたりできるように練習」しておくと、自信を持ってスマートに出来ると思いますよ。

プレゼンで絶対にはずせないこと

お客様にご説明しなくてはならなかったり、人前でしゃべらなくてはならないとき、上手く話せなくて困ることがありますよね。

これは、自分ではよく分かっていたとしても、頭の中で内容がまとまっていないせいです

こういうときは、あらかじめ自分の話す内容を文章に起こしておく、という作業を行うと上手く話せるようになります。

私は、プレゼンや講演の内容でも、シナリオを文章で起こします。
ラジオなどのシナリオライターと同じようなことを行っているのです。

そうすると、頭の中が整理されますので、間違いや失言がありません。
また、話す内容を迷うことがないので「えー」とか「あー」とか余分な言葉が出なくなりましたし、余裕が出るので、身振り手振り、立ち居振る舞いなどにも気を配れます。

もちろん、当日のお客様の顔を見て、シナリオ通りではないことも話しますし、少し脱線することもありますが、内容を決めておけば安心して話すことが出来ます。
もし、内容を文章に起こしていなかったとしたら、不安で話せないでしょう。

取材を受けるときでも、まず「どんな内容になりますか?」とおたずねし、自分で原稿を書いて記者にあらかじめ送っておいて受けます。嫌がられたことは今までありませんし、逆に喜んでくださる方のほうが多いくらいです。また、原稿に書き起こすことで、頭の中が整理されますので、話しやすくなります。

よく、トップの発言がセンセーショナルに記事に取り上げられて、問題になるケースがあります。
これも、できるだけあらかじめ何を話すか、どこまで話して良いか、どこから話してはだめなのか、あらかじめ準備しておくことがものすごく大事です。

あらかじめ原稿を送れればベストですが、そうでなくとも、自分で普段から文章かする習慣をつけておくと、いざというときに役立つでしょう。

ただ、文章自体がまとまりがなく伝わらない内容ですと困ります。
文章化したら、他人になったつもりで何度も読み返してみると伝わらない場所が自分で分かるようになり、文章の良いトレーニングになります。

ビジネスのスキルとして「伝わる文章を書けること」「言葉で伝えること」が出来るだけで、かなりの仕事は上手くいくと思います。

プレゼンの回数が多くなくてもプレゼン上手な人のやり方

プレゼンは、やはり数をこなすことがレベルアップのためにはとても大事なことです。

ただし、それなりに数をこなしてはいるけれども、あまり上達しない方もいます。

なぜでしょうか?

それは、反省が少ないからです。
それも、ただの反省ではなく、「濃い反省」をしていないからです。

数はそれほどこなしていなくとも、濃い反省をして、新しいチャレンジをしている人は、1回のプレゼンで人の何倍もの学びを得て見事に上達されます。
反省のためにはビデオを録れればベスト。難しければ録音をしておくことをおすすめします。

この「反省」は、一人で行っても良いですが、少ない時間でもっとスピーディに上達したければ、トレーナーや経験豊富な方と一緒に行うのが良いでしょう。

人間は自分だけでは、視野が狭くなります。
また、人は反省において「自分がこうあってほしい」という視点で自分を見てしまいがちだからです。自分の都合の良いようにフィルターがかかってしまうのです。
もちろん、反省しないよりしたほうが良いのですが、そこにもう一人冷静で的確な判断をしてくれる方がいると、より密度の濃い反省ができます。
濃い反省を行うことで、より濃い時間を使うことができます。

私は、自分自身の反省のためにビデオを見ますが、可能な限り信頼できる人にもう一人同席してもらうようにしています。

反省のときに、より濃い反省をしたければ、自分のプレゼン内容だけでなく、できれば、当日お客さんからいただいた意見や反応を検証するようにしましょう。

良いプレゼンのときというのは、質問が活発になります。
この質問のときの、お客さんの話し方や反応を良く見るのです。
アンケートでも分かりますが、そのときの生の反応に本音が隠れています。

私は、プレゼンの反省をするとき、プレゼンの本編よりも質疑応答での反応、やりとり、態度をより慎重に検証します。

ぜひ、録画を録るならば、質疑応答の最後まで記録されるように。
そこに上達のコツが隠れています。

プレゼン最初の15秒はゴールデンタイム

何事もスタートによって出来の善し悪しが決まります。

これはスポーツでも同じです。
陸上競技のアスリートたちが、何度も繰り返しスタートの練習をしているのを見たことがあります。

また、相撲でも立ち会いで勝負がつきます。

子どもの頃に師事したピアノの先生から、あるアドバイスをいただいたことがあります。
「演奏は出だしで全て決まる。あなたは出だしがだめ。
相撲の立ち合いを見てごらんなさい。
演奏の出だしと似ているから。」

すると立ち合いというのは、すぐに行うのではなく、何度も何度も、水を飲んだり、タオルで汗を拭いたり、身体をたたいたりしながら、時間をかけて気合を高めていくのですね。
そして、対戦相手との呼吸を合わせるのも難しいものです。
「はっけよいのこった!」では相手と呼吸があわないとやり直しをさせられたりします。

それぐらい、出だしの立ち会いに気合いと集中力を高め、勝負をかけているのです。

プレゼンも同じです。

特に、プレゼンの場合は、スタート15秒がゴールデンタイムです。

出だしの15秒は、聴衆が一番興味と関心を持って発表者を見ているところです。
ここでしっかりとお客さんのお気持ちをつかんでおく必要があります。
すべってしまったり、つまらないことを話してしまうと、お客さんの気持ちは離れてしまい、もう取り戻しがききません。

話しの内容を決める上での重要なポイントを申し上げましょう。

あなたの話しを聞きにきている会場のほとんどのお客さんはどんな方々ですか?
お客さんのために何を話すか良く考えてください。
ある一部の方々にだけに向けられた話しであったり、お決まりの挨拶を長々と続けていませんか?

話す内容を深く考え抜き、特にスタートは何度も練習し、本番当日は集中力と気持ちを高めて臨みたいものですね。