プレゼン資料がついつい長くなり、まとまりがなくなってしまうことってありませんか?
これは余分な情報をカットできないのが原因です。
「情報はたくさんある方がいい」と思いがちですが、違います。
情報を詰め込みすぎると聴き手は混乱し、かえって話し手の意図が伝わりにくくなってしまいます。
余分な情報をそぎ落とせば、ストーリーがスムーズに流れるようになり、とたんに伝わりやすくなります。
余分な情報がない筋肉質なプレゼン資料の方が、断然いいのです。
でも話し手は思い入れがあるので、なかなか情報をカットできません。
そこで今回は、資料をカットする具体的な方法をお伝えいたします。
前回のコラムで、プレゼン資料をWHY→HOW→WHATの順番で作れば手聴き手は共感し、行動するようになることを書きました。
このWHY・HOW・WHATに該当しない情報は、蛇足情報なのです。
蛇足情報を見極めるポイントが2つあります。
①基準を設けて重要度を判定する
「聴き手にとって重要か」という視点で自分自身の基準を設けた上で、各情報にスコアをつけ、基準以下の情報をカットし、WHY→HOW→WHATを並べてみます。思い切ってカットしても、意外と問題ないことが多いものです。
(僅差でカットしたものは、万が一質疑応答で質問が出たとき用に、バックアップで資料の最後に残すのがオススメです)
②第三者に聞く
思い入れがあるので、自分の認知バイアスがかかりやすくなります。
率直に意見を言ってもらえる方(上司や同僚、家族)に聞いてみると、第三者目線が入り、カットしやすくなります。
余分なものをカットすれば、スムーズで自然な流れになり、聴き手が理解しやすいメッセージが完成します。