ブログ「次世代トッププレゼン」

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説得力が弱い女性のプレゼン。やり方を変えると格段に訴求力アップ

「私がプレゼン?! 私なんてとてもとても…。あのぅ、代わりに話してもらえませんか」

こう言ってプレゼンしたがらない女性の方、よくいらっしゃいます。
ただ、これまでの多くの女性のプレゼンを見てきましたが、説得力が上がりにくいことも事実なのです。

原因は「女性特有の謙虚さ」。
謙虚過ぎる態度のため、メッセージが弱まって、伝わり難くくなるのです。

『ハーバード・ビジネスレビュー2022年5月号』に「女性は謙遜し過ぎ」との指摘が書かれていました。

謙遜のあまり表立って行動することなく、むしろ自信を喪失しているのだ。あるいは指導力が足りないと指摘を受け、たえず問題を抱えている。ただでさえ謙虚なのだから、それ以上謙虚になるべきではない。(45ページ)

では、謙虚過ぎる女性はどのようにプレゼンすればよいのでしょうか。

「女性特有の謙虚さ」は、見方を変えると、「聴き手の共感を得やすい」という強みでもあります。
そこでプレゼンでは、ストーリーを工夫することでメッセージ力を上げると、伝わりやすくなります。
共感力を示すためには、「自分しか話すことができない体験談から語り始める」ことをオススメしています。

たとえばある化粧品会社の女性役員からプレゼンのご相談を受けたときのこと。
「お客さんから『お化粧すると気持ちも元気になれる』と言われたことが忘れられない」
という体験をお伺いしました。

そこでこの役員は、プレゼンでもこの体験談から語りました。

自分の体験であれば、安心して話すことができます。カンペも必要ありません。自然と自信がにじみ出て感じられるのです。

最近は多様性が求められ、女性のリーダーも増えています。
ぜひ積極的にプレゼンの場に立ち、自信に満ちた謙虚さで伝えていただきたいと思っています。

2022/09/14 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : nagaichika

意外と知らない、プレゼンファッション・2大ミス

プレゼンのファッションで、いつも気になることがあります。
そこで今回は、多くの方が気がつかずにやっている2大ミスをお伝えします。

【その1】 スーツのジャケットのボタン

ジャケットのボタンを留めず、開けて話している方。実に多くおられます。
逆にしっかり全部留めている方もいます。

どちらも「NG」です。

ジャケットは、2つボタンでも3つボタンでも、一番下のボタンは留めないでください。
基本的に一番下のボタンは飾り。留めるものではありません。

ただ、座るときは全部はずして開けてください。スーツの型がくずれるからです。
そして、立つときは再びボタンをかけます。面倒かもしれませんが、スーツはそういう構造なのです。

ジャケットのボタンは、「立つときはかける。座るときは開ける」。
これが基本です。
質疑応答で椅子を用いる場合は、スムーズにボタンを留めたりはずしたりできるように練習をしておくと本番でまごつかずにすみます。
(女性の場合は留めっぱなしでOKです)

【その2】 ボタンダウンシャツ

スーツにボタンダウンシャツを合わせる方は、とても多いですね。
これも「NG」です。

ボタンダウンシャツは、ポロ競技に使われていたシャツ。もともとスポーツ用。カジュアルな場面で着るものです。
ボタンダウンシャツにネクタイを合わせている方も多いおられます。
しかしボタンダウンにネクタイは合わせないのがルール。

ただ例外もあります。ボタンダウンでは「ドゥエボットーニ」という襟の高いシャツがあり、これは正式な場でもOKとされています。でも「ドゥエボットーニ」を着ている方は滅多に見かけません。

プレゼンの準備は、資料作りと練習だけではありません。
スーツのマナーを守るだけでも、「何か違うなぁ」というきっちりした印象を与えることができるのです。

2022/09/07 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : nagaichika

「プレゼンで頭が真っ白」を解くコツ

プレゼンで、突然言葉が思い出せなくなる…。
言葉を思い出そうとすればするほど、思い出せない。
頭はパニック。

これ、本当に怖いですね。

この原因は、極度な緊張です。
緊張しやすい人は脳の前頭葉の働きが強く、「あるべき姿」のハードルが上がってしまう、緊張しやすくなるのです。

ここで参考になるのが、今月の日本経済新聞『私の履歴書』で連載している俳優・山崎努さんの体験です。
8月29日の回で、『ヘンリー四世』を舞台で演じたとき頭が真っ白になってしまった体験が書かれていました。

突然頭の中が真っ白になった。最初のせりふが思い出せない。なんだっけ、なんだっけ。腹も痛くなってくる。ダメだ、これは中止だ。出のきっかけ直前、5秒前くらいだろうか、閃(ひらめ)いた。これから舞台に行ってなにかやるのは俺じゃない、ダミアンだ、俺は奴に身体を貸してやるだけだ。ホリゾントに写真で見馴(みな)れたダミアンの顔が浮かんだ、ような気がした。あんたが好きなように喋(しゃべ)れ、好きなようにやれ。俺は知らん。とたんにパニックが解けた。

舞台本番までに厳しい稽古を積み重ねているにも関わらず、山崎さんのような天才でも頭が真っ白になってしまうことがあるのです。

こんなときは、まず「パニックを解くこと」
そのためにはムリに言葉を思いだそうとしないことです。

私たちビジネスパーソンは役者ではありません。台詞を一言一句完璧に記憶する必要はありません。そして訳者とは違って、資料を手元に置いて話してもOKです。

そこでビジネスパーソンがプレゼンで「頭真っ白」なってしまった場合は、下記の2点の方法でパニックを解いてください。

①まず落ち着いて、プレゼン資料を見る
キーになる言葉が書かれているので、内容を思い出すことができます。大抵は焦ってしまいプレゼン資料を見れていません。

②パワポ資料のメモ欄、または手元のメモ用紙に、カギになる言葉を箇条書きにしておく
メモ欄を”目線のみ”で確認すれば、聴き手から見てそれほど気になりません。

①も②も、頭が真っ白になったときの「浮き輪」だと思ってください。
ほとんどの場合、この準備さえしておけば「浮き輪」を使わずに乗り切れるものです。

2022/08/31 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : nagaichika

脳科学者茂木健一郎が語る「緊張する人は才能がある」

「あがり症なので人前で話すことが本当に苦手」
「プレゼンで緊張してしまい、自分で何を話しているかわからなくなる」
「いつも緊張で冷や汗をかきながら話している」

こんなお悩みを抱えている方、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
実は人前で緊張するのは悪いことではありません。脳科学的な知見からも緊張して話せるのは才能であると言われています。

そこで私は3年前に、「緊張して話せるのは才能である」という本を出版しました。

先日ネットを見ていましたら、脳科学者の茂木健一郎さんが、2022年8月16日の琉球朝日放送で「緊張する人は才能がある」と話していて、「正に我が意を得たり!」と膝を何回も叩いてしまいました。

茂木さん曰く、「脳科学的に言うと、緊張は才能の表れ。緊張する人の方が、大物になることが多い」とのこと。
脳の前頭葉の働きが強い人ほど緊張しやすいからだそうです。脳の前頭葉は、自分が果たすべき役割を判断します。自分の目指すべきことが分かっているため、前頭葉の働きが強い人ほど「あるべき姿」のハードルが上がります。この結果、緊張しやすくなります。緊張するたびに脳の中にドーパミンと言う物質が出て、これを繰り返すことで、脳の回路が強靱になっていく、とおっしゃっています。

逆に「緊張しなくなる方が、好ましくない」と茂木さんは言います。緊張しないと、人は成長が止まってしまうのだそうです。

緊張はデメリットではありません。むしろ強みになります。才能があるからこそプレゼンで緊張するのです。

プレゼンで緊張するという方は、その緊張を活かして、あなたの脳を強くしていきましょう。

2022/08/23 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : nagaichika

不祥事会見は、ある日突然やってくる

不祥事会見、増えていますよね。
つい先日の8月3日にも、日野自動車の謝罪会見がありました。

日野自動車のエンジン不正は2003年以前から長期間にわたって行われていたことが明らかになりました。
記者との質疑応答で、小木曽社長は「経営は直接関与はないが責任がある。失敗を認めて共有し、職場で何が起きているのかを確認すべきだった」と答えています。これはつまり、経営トップが「何があったのか、全く知らなかった」ということです。

多くの謝罪会見に共通するのは、経営トップが「知らなかった」という点です。これは理由があります。現代の日本企業の不正の多くが、外部の告発で不正が発覚するからです。

不正発覚には、「社内」「行政機関」「報道機関」の3パターンがあります。
しかし社内の内部通報システムは機能不全に陥っているのが現実です。
内部通報者が保護されやすい仕組みがあっても、不祥事が多発する企業ほど、通報者名がいつの間にか漏洩し、内部通報が途中でもみ消されがちです。
社内通報が機能しないので、不正発覚の多くは外部経由になります。
この結果、経営トップは突然不正を社外から知らされ、対応が後手に回り、騒ぎが大きくなるのです。

そんな中で見事だったのが、KDDIの大規模通信障害の謝罪会見でした。
問題が発生して次の日の午前に行われた謝罪会見では、高橋社長は、事実関係・影響の及ぶ範囲・原因・時系列での対応・再発防止策まで一人で説明しました。
リスクマネジメントの視点で高橋社長の会見は高く評価できます。

数年前、私は社長就任直後の高橋社長の会見を取材したことがあります。その頃から、技術的な知識の深さに加えて、分かりやすい説明とプレゼン技術の高さが強く印象に残っています。高橋社長の見事な謝罪会見は、この日々の積み重ねの賜物です。

謝罪会見では、ほとんどのトップは冒頭で謝罪をした後、説明を担当役員に任せます。
残念ながら日本の多くの経営トップは説明が苦手。大事な謝罪会見で安心感を与えることが出来ていません。

「その日」は突然やってきます。
説明の練習をする時間はありません。
経営トップは、普段から「その日」に備えて準備しておくことが必要だということを、KDDI高橋社長の謝罪会見は教えてくれていると思います。

2022/08/16 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : nagaichika