ブログ「次世代トッププレゼン」

ブログ一覧

株式会社不識庵に顧問として参画いたします

7月1日より、株式会社不識庵に顧問として参画することになりました。

不識庵は、大手企業の経営幹部の皆様が、深い見識を持った尊敬されるグローバル経営者として世界で活躍できるように、リベラルアーツを学ぶ環境をご提供することをミッションとする研修機関です。

今回、不識庵CEOの中谷巌先生(一橋大学名誉教授・元多摩大学長)よりお誘いいただき、この不識庵に参画することになりました。

私は、今年3月に明治大学大学院を修了しました。
大学院での修士論文のテーマは、すべての大人が年齢を重ねても成長し、変容することができることを明らかにしたものです。

人が成長し変容するためには、人間の内面の深い部分にまで掘り下げた根源的な人間形成が必要となります。そのためには哲学が重要な役割を果たします。しかし現代では残念ながら、哲学は薄められて軽視されているのが現状です。「本来は、経営科学と経営哲学の両輪がかみあって初めて充実した経営学を作り上げることができるのではないか」という問題意識を持って修士論文を書き上げました。

今後も日本の社会を背負って立つ経営人材の「変容」をご支援するために尽力して参りたいと思います。
皆さま、ご支援いただけましたらば幸いです。

なお、これまで行ってきました経営者や経営幹部に向けてのプレゼンテーション力強化「トッププレゼンコンサルティング」のお仕事は継続していきます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

2021/07/07 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : nagaichika

面接で困った逆質問に対応する方法

面接のとき質問が怖いですという方多いと思います。

「面接官から、”なんでも質問していいよ”逆質問の時間があって、用意してなくて焦ってしまいました」

と仰る方がいました。

質問を考えるのは意外と難しいんですね。
ですから、これは差別化のチャンス。あらかじめ企業のHPは見ておくと良いですね。

逆質問対策には2つのポイントがあります。

1つ目は、できるだけ具体的に。

具体的と言っても「御社の社食にカレーはありますか?」などはあまり適切ではありません。

2つ目は、その会社特有のことを聞く。

理由は「興味を持っています」という意思表示になるからです。
出来ればメディアに出ていない情報がベストです。

たとえば、「御社は、市場が拡大するという理由で、アフリカに投資を増やす方針ですが」、…と、ここまではメディアに出ています。
でも、ここから先が大事です。
「新入社員のような私は何年後にチャンスをいただけますか?」
と、このような質問してみるのです。
「この人は、本気で、当社で仕事をしたいと思っているし、やる気もあるな」と思われます。これはマニュアル化できません。

逆質問では、自分をアピールするチャンスですので、ぜひ心づもりをしておくと良いでしょう。

不祥事会見では、トップの言葉だけがピンチをチャンスに変えられる

最近、ますます増えているのが不祥事会見。
不祥事で不買運動が起こると、売上激減、最悪倒産。まさに企業の危機です。
この危機で会社の命運を左右するのが、トップの言葉です。

たとえば2014年の野々村元議員の号泣会見。
振り返ればもう7年前の話。いまでもYouTubeにはこの会見動画が多数アップされています。
不祥事の会見で対応を間違えると、その動画が永久保存版になってしまうのです。怖いですよね。これが企業の場合、企業ブランドへの悪影響は計り知れません。

一方で立派だったのが、トヨタ自動車の豊田章男社長。10年ほど前、トヨタはアメリカで品質が大きな問題になって米国議会に呼ばれ、公聴会で証言しました。この時、豊田社長は誠実な姿勢でこう言いました。

「全てのトヨタの車には私の名前が入っている」
「責任をとることがトップの役割である」

自分の言葉で「私は逃げも隠れもしません」いう態度を示しました。これで問題が収まり、豊田社長の評価も高まりました。

公聴会後、豊田社長は米国トヨタの工場を訪れました。従業員からねぎらいの言葉を受けて思わず涙ぐみましたが、この態度がトヨタ社員の結束を高めました。

同じ涙でも、野々村元議員と随分と違うものです。

危機で最も大切なのは、まず誠実な態度。そして自分を見失わないこと。
トップの言葉だけが、大きなピンチを大きなチャンスに変えることができるのです。

トップ会見で企業ブランドを高めるコツ

トップは企業の顔。トップの会見はメディアからの注目度が俄然高まります。

トップが会社をしっかり語ることができれば、多くのメディアに取り上げられ、企業ブランドは高まります。
ただ、注意点があります。

「しっかり語る」とは、必ずしも「理路整然と話すこと」だけではありません。
短い言葉で力強く、会社のことが一瞬で伝わる言葉を語ることです。

鳥取県の平井伸治知事は、ダジャレ知事で知られています。
これまで「地味な県」と思われていた鳥取県を、ダジャレで盛り上げ知名度を上げています。

取材をした時、「鳥取にはスタバはないですが、日本一のスナバ(鳥取大砂丘)があります」を思いつきで言ったことがきっかけとなり、有名になってしまいました。

他にも「カネはないけどカニはある」「星取り県」「とっとりで待っとります」など、多くのダジャレを世に送り出しています。鳥取県の知名度向上ために、県職員さんと一緒にダジャレを考えているそうです。

スティーブ・ジョブズがiPhone4を発表した時の「これは、かつて人類が生み出したモノの中で最も美しいモノだ」という台詞も有名です。
これもジョブズ=アップルという強烈な企業ブランディングです。

企業ブランドを高めるためには、会社を一瞬で覚えてもらえる言葉を、トップに語ってもらうことなのです。

トップは会社の存在意義を情熱持って語れ…ソニーの場合

時々、広報担当者さんがもどかしそうにおっしゃいます。
「トップが社員の前で話したがりません。会社を盛り上げてほしいのに…」

人前で話すのが苦手なトップ、意外に多いですよね。
でも社員からすると、部長経由で間接的に「社長はこう言ってますから、皆さん頑張りましょうね」といわれるよりも、やはりトップ自身のやる気が出る言葉を聞きたいものです。

ただ、やる気といってもEXILEばりの「気合い」は不要。
強いメッセージがあれば、「気合い」や「パフォーマンス」はいりません。
強いメッセージを伝えて社員さんたちを動かすことを「インナーブランディング」と言います。

ソニーの前CEO・平井一夫さんが就任した時、ソニーは業績低迷の真っ直中。
そこで平井さんは徹底的に考え抜きました。
「ソニーの存在意義は、何だろう?」
そして出てきた答えが、これでした。
「ソニーは『感動』KANDOを実現する」

いまやソニー社員は海外の社員数が日本人社員数を上回っています。
たとえば映画「スパイダーマン」は、ソニー製作です。

平井さんは全世界を駆け回り、ソニー社員に「KANDO」という言葉を直接伝え続けました。
平井さんは大変プレゼンが上手な方ですが、もっと大切なことがあります。
それはプレゼン技術をはるかに上回る、ものすごく熱いパッションがあること。
2017年、銀座ソニービルで「ソニービルフィナーレイベント」が行われました。
私はこのイベントを現地で取材しましたが、平井さんが雨の中で放った熱いシャウトは、今でも鮮烈に覚えています。

現在、ソニーの業績は絶好調。利益は1兆円を超え、時価総額は一時期15兆円まで行きました。

インナーブランディングでは、トップの熱いメッセージ力が社員を動かします。
会社の存在意義を考え抜く。そして社員の前で情熱を持って、繰り返し語り続けることが会社を元気にしていくのです。