本番で緊張しすぎて頭が真っ白になってしまうこと、ありますよね。
でも緊張は、実は能力を発揮するために必要な機能です。
ただし、過度な緊張は力を発揮しにくくなる原因にもなります。
その違いを生むのは心拍数の違いです。
心拍数が130~140ほど上がると、呼吸が浅くなり酸素が足りず頭が真っ白になってしまいやすくなります。
スマートウォッチなどで心拍数を測ってみると自分の状態がわかるので、ぜひ試してみてください。
それでは、プレゼン前に心拍数が上がって過度な緊張状態になってしまったときはどうすればいいでしょうか?
以下、緊張を和らげるための3つの方法をご紹介します。
(1)まず、横隔膜を使って深呼吸
深呼吸することで心拍数が下がります。
しかし、過度な緊張では呼吸をする際の筋肉「横隔膜」が硬くなり、呼吸しにくくなってしまっています。
そこで手をおへその下に当て、ゆっくりと4回以上深呼吸してみてください。
(2)水を飲む
口の中がカラカラになって呼吸が浅くなっているため、しっかり水を飲んでみてください。
「ごくっ」と音をたてるくらいの一気飲みでも構いません。
これで落ち着きをある程度は取り戻すことができます。
(3)温かいおしぼりを顔や首に当てる
ぬるめの風呂に入るとリラックスできると感じたことはありませんか?
これはぬるめの温度が副交感神経を活発にするためです。
居酒屋で温かいおしぼりで顔を拭いている人を見かけること、よくありますよね。
これも副交感神経を活発にし、緊張がほぐれるためです。
過度な緊張は交感神経が過剰に働いている状態ですので、38度くらいの温かいタオルを顔や首に当てると緊張が和らぎます。
本番前には、ぬるめのお湯を入れた魔法瓶とタオルを持って出かけると良いかもしれません。