初対面のとき好感度が上がる話し方と声作法

初対面の方と話すときは、特に大事な場面であることを覚えておいてください。
初対面とは、営業や面会の場面だけではありません。人前で話すプレゼンも同じです。

人間は、初めて会ったときの印象でその人を判断してしまうからです。

人間は本来保守的で、よほどのことがない限り、変わろうとするものではないのです。

そこで、ビジネスで初めてお会いするお客様の前、またはプレゼンなどでは、「どのように自分を覚えてもらいたいか」をきちんと設定することです。
最初に設定を間違うと、挽回するまで時間がかかります。

「この人は信頼できる。この人から買いたい」と思わせるには、製品についてしっかり勉強することも必要ですが、ある程度「ベテラン感」を出すのが一番です。

これは、経営者だけではなく、新人でも、若手でも同じです。
なぜなら、お客様にとってお金を払うことを決定する相手は、社長であろうと一般社員であろうと同じだからです。

そのためには「落ち着いた、良く響く、低い声」が必要です。

信頼感、安心感、人物の温かみを感じていただくために、落ち着いた、良く響く、低い声でゆっくり話すことです。これは、お客様を相手にする仕事でしたら、どんな人でも共通するゴールデンルールなのです

仕事先で、あまりしっかりしているのでベテランだと思っていたら、実は入社2年目だった、という方にもお会いしたことがあり、こういう方にはこれから先もお世話になりたいと思ったものです。その方もやはり、落ち着いた、良く響く、低い声で、ゆっくり話しておられました。

お客さんに、信頼感や安心感を持っていただくためには、「どんな自分を覚えてもらいたいか」を、まず設定して話すことです。

2016/05/16 | カテゴリー : スピーチ | 投稿者 : nagaichika