人に教えれば、プレゼンは上手くなる

一生懸命プレゼンの練習をしている。
でも、なかなか上手くならない。
こんなお悩みを抱えている方は多いと思います。

短期間で圧倒的な成果を上げる方法があります。
人に「教える(説明する)」こと。

「人に教える」のは、教えるプロだけの仕事ではありません。
大人なら誰でも「経験」を持っています。
その経験を他人に教える機会があれば、学びが深まり成長が加速します。

私はコンサルタントという仕事上、人に教える行為をします。
でも一方的に教えているだけでは成果は上がりません。
特に自分の技術、能力、価値観を超える問題に直面したときがポイントです。
この状況を乗り越えるには、自分の経験を総動員しても不十分なことがあります。
こんな時は、「お客さんの経験」も総動員します。
お客さんの声に耳を傾け、なんとか新しい解決策を”ひねり出す”のです。
そしてこんな時は、無事しのいで「あ〜良かった」で終わってはいけません。
この結果から学びが得られれば、自分の専門性は大きく進化していきます。

「省察的実践」の概念を提唱した哲学者、ドナルド・A・ショーンはこう述べています。
「現場で実践する専門家の専門性とは、現場の実践のなかに存在する『知と省察』それ自体にある」

持っている「知」を総動員させて相手に説明し、「省察」で振り返って形(言語化)にする。そのプロセスを繰り返すことで、大人の成長は圧倒的な成果を上げることができます。

「自分なんかまだまだ力不足で恥ずかしい」
…なんて思わずに、自分の経験を活かして人に教えてみることです。

まずはプレゼンで困っている新入社員さんや同僚にアドバイスしたりすることから始めてみてはいかがでしょうか?