プレゼンで緊張しても上手くいく方法

「人前で緊張するから話したくない」と思われる方は少なくありません。

手足や声がふるえる、頭が真っ白になる、汗が出る…。
大勢の方々の前でこのような状態になってしまうのは、辛いものですよね。

私も人前で緊張してしまうことで悩んでいました。
「緊張しなくなる方法」が書いてある本を読み漁り、実行してみましたが、余計に緊張してしまうのです。

たとえば、ある本には「自意識過剰です。他人は気にしてないと思いなさい」と書かれています。
でも、「他人は気にしない、気にしない…」と思い込もうとして内容に集中できなくなり、かえって失敗しやすかったのです。

また、ある本には「恥も外聞も捨てて、役を演じるつもりで思い切り表現すれば緊張しない」と書かれていました。
しかし、そもそも緊張している状態なので、思い切り表現できるわけがありません。

そこで、本日は緊張しても、緊張を和らげながら上手くいくための、2つの方法をご紹介します。

(1)自分のプレゼンをスマホで撮影し、自分で見る

これは緊張対策としてかなり効果の高い方法です。
動画をご覧になった方々が口を揃えておっしゃるのは、

「意外と緊張しているように見えない」

というものです。

話している本人は客観的に自分が見えてないことが多いものです。
緊張で上手くいっていないと思っているのは思い込みだったことに気がつくのです。
良い気づきがあれば、人前に出ることはそれほど恐怖ではなくなります。

これは「認知行動療法」とも言われているものです。

じつは、録画するともっと良いことがあります。
録画は想像しているものと違うことが多いため、改善点が見つかりやすいのです。
「それほど悪くないと思っていたのに、じつは全然足りないことが分かった」という発見が多いのも、録画の効果です。

(2)最初の5分は丁寧に練習しておく

緊張がきついのは最初の5分くらいです。
どんな方でも、長時間極度な緊張が続くことはないと思います。
冒頭5分はなんとか乗り切れるように何度も練習しておきます。

もし極度な緊張の中で失敗してしまうと、更に緊張してしまい、立ち直るまで時間がかかってしまいます。
でもこの5分を乗り切れれば、その後は少しずつ緊張が和らいで上手くいくようになります。

たとえば、リハーサルで、5分だけでも録画して見直してみると、本番でどのように見えるのか確認できるので安心できます。
丁寧な準備と練習を行えば、緊張しない人より良いプレゼンになることも多くあります。
ぜひ、最初の5分だけでも納得いくまで練習して臨んでみてください。