たった2秒で誰でも出来るのに、出来ない人が多い「ボタン問題」

 

ある日のトッププレゼンを見に行ったときのことです。トップがスーツ上着のボタンを留めていないことに気がつきました。

「たかがボタン」と思いがちですが、これが出来ていないトップはとても多いのです。就活生が上着のボタンを全部留めているのを見かけて、「あらら」と思うこともよくありますが、ビジネス経験の長いトップでも、留め方を間違えている方、または「うっかりミス」をしている方は、結構多くいらっしゃいます。

立っているときは、2つボタンでも3つボタンでも、一番下ははずして着ます。一番下のボタンは飾りで、留めるものではないのです。

座るときは、全部はずして、上着の前を開けてください。スーツの型がくずれてしまうからです。
そして、面倒かもしれませんが、立つときはまたボタンをかけます。

立つときはかけて、座るときは開ける、これが基本。たった2秒で出来ることです。

ただ、ボタンに気をとられすぎて”まごまご”してしまうと、かえって良くありません。事前に「相手とのアイコンタクトを外さず、ボタンを留めたり、はずしたりできるように」練習をしておくと自信を持ってスマートに出来ると思います。

この「ボタン問題」について、先日テレビを見ていて「さすが!」と思ったことがあります。

ここ10日間、日本は衆議院選挙で大盛り上がりです。テレビをつければ国会議員の先生方のインタビューばかり。よく見ると国会議員の先生方は、突然メディアインタビューを受けるような場面でも、カメラの前に来ると、カメラ目線と同時に必ず脊髄反射で上着のボタンを留めているのです。数限りなく同じ動作を行ってきたことを感じさせる実にスムーズで自然な動きです。

プレゼンの舞台に立つときでも、ただプレゼンが上手であれば良いというものではありません。お客さんの前に出るからには、ある程度のマナーが必要ですし、見た目も大事です。

ちょっとしたことすが、マナーを守るだけでその人の格は上がるもの。皆さんもプレゼンのときに気をつけてみてくださいね。

 

 

 

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