伝わるプレゼンになる「決め台詞」のポイント

「一生懸命プレゼンしているのになかなか伝わらない」
こんなお悩みをお持ちの方が多いかと思います。

なかなか伝わらないプレゼンの多くは、メッセージの作り方に原因があります。
伝えたいことを一言で言い表せる「決め台詞」を首尾一貫して伝えれば、メッセージが強まり、信頼感が高まって、伝わりやすくなるのです。

多くの方々は、プレゼン直前まで資料づくりに奔走しています。しかし、プレゼン本番で「首尾一貫した決め台詞」を言えるビジネスパーソンは、残念ながらほとんどいないのです。
決め台詞とは「自分は、自社は、何のためにこれをやっているのか」というビジョンや哲学を練り込んだメッセージのこと。
どんな素晴らしいテクニックでプレゼンしても、首尾一貫したメッセージがなければ、人は無意識に「この人、ちょっと信用できない」と感じてしまい伝わらなくなるのです。

例えばバミューダの寺尾玄社長は、手元に影が出ずブルーライトもカットするデスクライト「BALUMUDA THE LIGHT」の会見で、「子供たちの目を守りたかった。だからBALUMUDA THE LIGHTを作った」と言い、それを常に首尾一貫して語り続けていました。

また最近では、羽生結弦選手のプロ転向記者会見のメッセージが、ビジネスパーソンにも参考になります。
羽生選手は常々「僕の原点は絶対勝ち負け。何のためにスケートをやってるか。それは勝ちたいから」と言い続けています。
だから、“これは引退会見ではない。これからも勝負は終わらない”というメッセージを込めた「本当にありがとうございます。『ました』ではなく『ます』にさせてください」という言葉がほとばしるのです。

次回のプレゼンでは、ご自身の決め台詞を考えてみてはいかがでしょうか。
確実に伝わるメッセージになります。

詳しい決め台詞の作り方は以下の執筆記事にも書いていますので、ご興味ある方はご覧ください。

記事:羽生結弦に学ぶプレゼン術、プロ転向会見の「首尾一貫した決め台詞」に注目

2022/07/26 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : nagaichika