「一生懸命伝えているんです。でもスルーされてしまうんですけど…」
このようなお悩みを持っている方多いと思います。
聴き手に共感される伝え方には、方法論があります。
そこで参考になるのが、TEDの伝え方です。
“Why I?” → “Why We?” → “Why Now?”
この順番に構成して話すと、相手に自分ごととして伝わり、共感される、という方法です。
“Why I?” … 「私が何でこれをやってるのか?」
話し手の個人的な体験が出発点であり、自分がこのテーマに取り組む動機であることを説明すると、聴き手は共感します。
“Why We?” …「なぜ私のこの課題は、聴き手の皆さんの課題でもあるのか?」
自分の個人的な体験が、実は聴き手にとっても課題でもあることを伝えると、聴き手はその課題を自分ごととして受け取ります。
“Why Now?” …「なぜ今やらなくてはならないのか」。
この課題は、今すぐ取り組むべき課題であることを伝えると、聴き手は「行動しなければ」と動機づけられます。
このようにTEDのプレゼンは”Why I?” → “Why We?” → “WhyNow?”というシンプルな6分間構成で、コンパクトにまとまっています。
話し方は人それぞれです。必ずしもTED特有のしゃべり方を真似する必要はありません。
しかしこのTEDの方法論は、意識してプレゼンを構成すると、聴き手が共感してよく伝わるようになるのです。
次のプレゼンで、ぜひお試しになってはいかがでしょうか。