プレゼンで聴き手の反応が良くなる方法

「内容も良くて、プレゼンも上手くいったはずなのに、なぜかお客さんの反応がいまひとつ良くないんです」

このようなお悩み、本当によく伺います。
一言でいうと、「ウケが悪い」ということですね。

内容の良いことが大前提ですが、プレゼンで格段に聴き手の反応を良くする方法があります。

それは、聴き手に問いかけることです。

聴き手は話しを聴きに来ているのに、なぜ問わなくてはいけないの?と不思議に思われるかもしれませんね。

じつは、聴き手に問いかけることで、相手を敬う気持ちが伝わります。人は、他人から敬われて無視することはできません。

また良い問いは、聴き手に刺激を与え、思考を促します。
退屈することがないので、反応も良くなるのです。

以前、KDDIの高橋誠社長の会見を取材したことがありました。高橋社長は記者の顔を良く覚えていて、囲み取材では頻繁に問いかけていました。

私は70回近くトップの会見取材を重ねていますが、ここまで記者の反応がよかったのは見たことがありません。
会見後も、メディアで多くの記事を見ることができました。

お客さんの反応が悪いと悩んでいる方の殆どは、自分が話すことに力を注ぎすぎています。
一度、自分が話すことから少し距離を置いて、聴き手に「考えを聞かせてほしい」と問いかけ、その話に耳を傾けてみてください。

一人、二人に問いかけるだけでも、全体の反応が良くなります。
「今日はなんだか反応よくないなあ」と感じたら、ぜひ、お試しください。