トッププレゼンでは、なぜ最上質スーツを着るだけではダメなのか?

 

「イヤ〜!スーツがヨレヨレ!」

広報関係の勉強会で、あるトップ・プレゼンの記事を紹介すると、写真を見て女性が悲鳴をあげました。

トッププレゼンのファッションで何より大事なのが清潔感です。しかし聴き手から自分がどのように見えているか、気にしない男性トップはとても多いのが実態。

最上質のスーツを着ていても、シワやヨレが目立ってしまっては、清潔感が感じられませんよね。

特に難しいのがパンツです。動いたり、座ったりするので、確かにシワがよりやすいからです。

 

今回は、その対策をお伝えしましょう。

プレゼンを見ていると、大半の方はパンツ丈が長すぎます。
長すぎると、プレゼンで舞台に立ったときにだぶつき、シワが目立ってしまうのです。

「丈を長めにしておけば足が長く見えるのでは?」と質問をいただいたことがありますが、実は逆。だぶついている方が短く見えます。特に小柄な方は、パンツの丈を長くしすぎると余分なたるみが増え、足が短く背も低く見えてしまいます

最近はパンツのラインが細いものが主流ですので、立ったときシワが出ないジャスト丈に調整すると格好よく見えます。
模範例は、ソニーの平井一夫さん。いつもおしゃれで完璧。ビジネス界のベスドレッサーです。

もう一つ気をつけたいのは靴です。長めの丈に甲高の靴をはくと、裾が上がりすぎて裾がだぶつきます。立ってプレゼンすることが多い方は、「立ったときにどう見えるか」を考えながら、靴もを選びたいものです

また、ライトグレーなど薄い色は、照明が当たったときにシワが目立ちやすくなります。ダークな色調のほうが多少のシワは目立たちません。もしプレゼン前に余裕があれば、控え室でアイロンをかけて出ると安心です。

もう一人トッププレゼンのベストドレッサーは、政治家の麻生太郎さんです。ゆったりサイズのスーツを着ていても、立ち姿のときはパンツにブレイクがありながらも無駄なたるみもなく、美しく着こなしています。実は麻生さんは、パンツの裾には重り(5円玉)を入れ込んで、その重みで裾を美しく落としこむように工夫しているそうですよ。

 

 

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