対面とオンラインには大きな違いがあります。
コミュニケーションが一方向ということです。
対面だと、聞いてくれる人の反応が伝わってきます。エネルギーのやり取りが発生し話し手も更に良い話しができるようになるものです。
しかし、オンラインは聴き手がどのような反応をしているのか感じることができません。そのため、対面よりも話すエネルギーが必要になるのです。
2020年6月7日の日本経済新聞「なやみのとびら」にて湯山玲子さんがオンラインコミュニケーションについて書いていましたのでご紹介します。
…(以下、引用)…
リモートは決して現実の代替にはならないということ。リモート会議ではコミュニケーションの双方向性が強調されていますが、実際は単一方向のモードが強い。私の感覚では1.5倍、いやそれ以上のパワーが必要であり、多数相手の講演会に近い。
リアル会議では、話者の目は自然に聴き手の態度から情報を得ています。意見に同調するうなずき、表情などの肯定的なフィードバックの追い風を得てこそ、気持ち良く話し続けられるのですが、オンラインではそこが断絶。
…(以上、引用)…
最近、「オンライン疲れ」をしている方が多いといわれています。オンラインは、対面の2倍近いパワーを出さないとなかなか伝わらないことや、伝わったかどうか手応えが感じられないストレスなどもあり、どうしても疲れがたまってしまうのです。
とはいえ今後の社会は、オンラインに気持ちを切り替えていく必要があります。オンラインのプレゼンは、パワーの出し惜しみをせず、伝えきっていきたいものですね。