オンラインプレゼンにおける時間設定のコツ

 

「オンライン会見のプレゼン時間の長さは、対面と変えたほうがよいのでしょうか」
というご質問をいただくことがあります。

オンライン会見の場合、多くのメディアの記者は速報性を重視しています。
私は60回以上の会見を取材してきましたが、90分の会見でも記事になる内容は実質15分程度です。
聴き手は多忙です。原稿を書きながら耳だけ傾けていることも多いのです。

そこで、オンライン会見は伝えるべき内容を絞り込み、最短時間で行うことです。リアルの会見では「わざわざ足を運んだのに?」と不満も出そうですがオンラインなら離脱するのも簡単です。

セミナーや講演会の場合は短い時間で終えるわけにはいきませんが、聴き手に何をアピールするのか考え抜き、シンプルな言葉で力強く「伝え切る」ことです。

複数人が登壇する場合も注意が必要です。人は、話しが長くなりがちです。

ある会見を取材したときのことです。登壇者がそれぞれ長めに話した上に、登壇者の交代に手間取ってしまいました。結果予定終了時間を大幅に超過してしまったのです。

登壇者には、バッファを見込んで短めの時間で依頼しておくと良いでしょう。可能なら録画をして編集し、入れ替え数秒で行えればベストです。

また、入れ替えが手間取りそうなら、BGMを流しておくと自然です。また、事前に切り替えのリハーサルをするなど、工夫をしておくこともおすすめします。