質問を受ける時は、首を動かすのを止めよう

 

インタビュアーの質問を受けるとき、何度も相づちをうちながら頻繁に首を上下させたり、ペコペコとお辞儀を繰り返す方をよく見かけます。

確かにこうすることで、謙虚さが伝わったり、「話しを聞いていますよ」という印象を伝えることができます。

反面、落ち着きがなかったり、自信がないように見えてしまうのが玉に瑕。
質問者から見ても、あまりに細かく「うん・・うん・・なるほど」と相づちをされると、話を促されているようで、自分のリズムが崩れてしまうこともあります。
相づちをうちながら、アイコンタクトはまったく違う方向を向いているのも印象がよくありません。私自身も「ちゃんと聞いてくれているのかしら?」と思ったことがあります。

質問を受けるときは、首で頷くよりも、アイコンタクトを重視したいところです。

ある会見で、質問の聴き方が素晴らしい、と思ったトップがいました。

その方は、首はほとんど動かさないのに、穏やかなまなざしできちんとアイコンタクトをとっているので、深く聞いていることが感じられました。頷かなくても声や表情で、きちんと相手に敬意を持って聞き届けていることが伝わるのです。そして、自分が答える番になったときに初めて、「そのとおりです」「なるほど」というように大きくうなずいてから話し始めるのが好印象でした。首を動かさずに人の質問に答えることで、自信のオーラにあふれ、堂々たる経営者としての姿を印象づけていました。

大事なプレゼンの質疑応答では、首を動かさないように意識しながら質問を聞き届けるようにすることで、自信と信頼感を与えることができます。たとえ困った質問を受けても、首をかしげたり、身体を細かく動してはいけません。

質問を受ける際に、必ずアイコンタクトをとりながら、要点だけをメモをとって聴くと、首をフラフラさせることななくなり、大きく改善することができます。ぜひお試し下さい。