うまく話すには、文章を書こう

「大事なときに言葉が出てこなくて悔しい思いをしています。言葉がスラスラ出てきて、論理的に話せるにはどうすればいいでしょうか」

このような質問を受けたことがあります。

これは表現法の基礎を磨くことです。そのためには、話すよりもまず文章を書くことをおすすめします。
文章表現が上達するとプレゼンテーションも上手くなります。

記者会見を取材して文字起こしをしますと、書く事が得意ではない人の話しは、思い込みや論理の飛躍が多く、記事にするときに苦労します。

一方、文章の上手い話し手は、話していることを文字に起こせばそのまま本にできそうなくらい話しが論理的に展開されています。
ある多作家の大学教授は、ご自身の講義を録音しながら話していました。出版された本を読むと、講義で聴いた内容がそのまま文章化されていて驚いたことがあります。

文章を上手にするコツは、毎日書く癖をつけることです。
いきなり長い文章を書くのは難しいので、100文字〜500文字くらいの量を書いてみるといいでしょう。
フェイスブックのような人に読んでもらえるような場所で文章を書く習慣をつけるのが継続するコツです。