プレゼンが確実に上達する方法

「プレゼンが上達できるコツを教えてほしい」
という質問をよく受けます。

「プレゼンが上手になるには練習しかありません」
「プロは、何十回も練習して本番に臨んでいるんです」

というのは、世の中の定番のアドバイス。
断言しますが、練習していてもプレゼンは上手になりません。

それに、忙しい会社員はプレゼンのための練習なんてできないのです。私のお客様で猛練習をしてプレゼン本番に臨んだ方なんてひとりもいません。

それではどうすればいいのでしょうか。方法は一つだけです。

本番の回数を増やすこと

この本番とは、記者会見の舞台や講演会のことだけを言っているのではありません。会議での説明、朝礼のコメント、宴会の挨拶でも良いのです。機会を作って、出来るだけ数多く人前でお話しすることです。もし本番の回数が少ないなら、知り合いや家族にプレゼンのリハーサルを見てもらうことです。私は「10回の練習より1回の本番」と言っています。

それには理由があります。

学びはアウトプットにより高めることができるからです。料理も同じですよね。クックパッドを眺めているだけでは作れるようになりません。クックパッドで美味しい餃子の作り方を見ながら数回作っていれば、あるとき見なくても上手に作れるようになります。

リクルートワークス研究所の辰巳哲子氏も、現代の学びはインプットからアウトプットに変わり始めていて、アウトプットしさえすれば人は成長できると言っています。

プレゼンを上達させるためのアウトプットには、4つのポイントがあります。

(1)アウトプット
まずはアウトプット。でもアウトプットはひとりではできません。相手の反応を見ることで、自分のプレゼンは良かったか、退屈だったか感じることができます。1人で練習しているだけでは他人が面白いと思うかどうかも分かりませんし、分からなければ面白くないプレゼンの練習をたくさんしてしまうので時間のムダです。

(2)フィードバック
アウトプットすれば、他人からフィードバックをもらうことができます。しかし人は本人を目の前にしてなかなか本音を言わないものです。他人の本音を知りたければアンケートをとることをおすすめします。思いもしないコメントをもらうと視野が広まります。特にネガティブコメントは成長の促進剤。他人が知っていて自分だけが知らないことを教えてくれます。嫌がらずに熟読することをおすすめします。

(3)反省
フィードバックで得た他者のコメントから、今までの自分のやり方が良かったのかどうかじっくり考える時間を持ちます。ここでは自分の思い込みや前提を疑う気持ちも大事です。たとえば、「パッションは伝わるけれど、説明が分かりにくい」などのコメントがあったとしたら、「今までジョブズ風な強い印象を与えるプレゼンが良いと思って空回りしていた。地味でも自分らしく丁寧に話したほうがいいのかな…」などの対応策を考えます。

(4)クリエーション
反省で得た知見から新たな考えを編み出します。
情熱的な言葉で伝えることで人の心が動くこともあります。しかし、人によっては雄弁でなくとも丁寧な説明を行う方が良い場合もあるのです。これまではムリをして派手な身振り手振りで話していたけれども、次のプレゼンからは、静かに語り説明を多くすることで説得力を高める方法を検討します。このクリエーションでは、自分の考え方に他人の考え方が加わり、一段高いレベルに達しています。

ここで大事なのは「カンペキ」を期待しないこと。最も大事なのは、すぐにアウトプットすることです。「(4)クリエーション」のアイデアを反映しながら、もう一度「(1)アウトプット」からやり直してみると、新たな成長フェーズに入ります。

このアウトプット型の学びは、プレゼンテーションだけではなく、営業でも企画でも、すべての学びに応用することができます。

成長はアウトプットすることから始まります。準備や練習に時間をかけ過ぎずに、まずは「ゆるく」でいいのです。ぜひアウトプットしてみてください。

 

【参考文献】
辰巳哲子「学びはアウトプットから始まる〜対話型社会の時代の新たな学び型〜」『Works Review「働く」の論点2019』リクルートワークス研究所(2019年7月)

孫正義がプレゼンでレトリックを使う理由

プレゼンや商談では、相手を説得しなくてはならない場面も多いですよね。でも本当に正しく誤解なく伝えた上で、人を説得することは難しいことが多いもの。これは人が物事を自分の受け取りたいように解釈しようとしがちだからです。とくにSNSやメディアにあらゆる情報が溢れている現代において、理論による説得だけでは人は信用しなくなりつつあります。

話し手が主張したいことと、聴き手の感情や思い込みの間に、情報伝達の「ゆがみ」が生じているのです。

このような場合に相手を説得するには、論理を主張するだけでは伝わりません。情報伝達の「ゆがみ」を可能な限り解消していくことが必要です。

ここで武器になるのが、レトリック
レトリックというと「あの人はレトリックがうまい」というように使われて、「言葉巧みに論点をすり替える技法」と思われがちです。しかし本当は違います。
レトリックとは「修辞学」。人を感動させるための表現方法を研究する考え方のことです。感情や思い込みの「ゆがみ」を解消するためには、レトリックで相手に感動してもらうことです。

英語学者で評論家の渡部昇一氏はレトリックを用いて人を説得するには以下、三つの原則があると言います。

【第一の原則】:説得しようと思っていることに確信を持つこと。
自分は正しいと思っていなければ説得力が下がるからです。

【第二の原則】:客観的に証明できる部分で争わないこと。客観的に証明できないことについて相手を納得させようとしているという自覚を持ち続けること

【第三の原則】:比喩を使うこと。
イメージ伝達に欠かせない方法です。

とくに第一の原則が足りないとレトリックの効果は激減します。「正しいと思わないけど会社の命令だから仕方がない。なんとかレトリックの技術で説得しよう」と思っても、気持ちは聴き手に伝わります。レトリックを使ったばかりにかえって「不誠実な人物」という印象を与え逆効果です。

第二の原則は、「円周率」のようなロジックで証明できることではなく、「安室奈美恵と浜崎あゆみではどちらの歌唱力が上か」というような、理論で説明できないものを相手に説得しようとしていると認識しておくことです。

第三の原則である比喩は、情報伝達の「ゆがみ」を解消するのに最適です。たとえば、言いたいことを絵や図で表せば一瞬で伝えることができます。

ソフトバンク代表取締役会長兼社長執行役員・孫正義さんは、レトリックの達人です。
2021年2月8日に行われたソフトバンクグループ2021年3月期第3四半期の決算発表で、孫さんは金の卵を産むガチョウの比喩を使い「ソフトバンクは金の卵の製造業である」と強く印象づけました。

ソフトバンクの時価総額は、負債を考慮に入れると9兆円、負債を差し引けば17兆円。資金の借り入れによって事業を拡大しています。しかし、「負債は“ガチョウのエサ”にすぎない」と孫さんは確信を持って主張します。
「金の卵」とは、ソフトバンクが出資した後に上場したり、100億円以上で売却したスタートアップを指しています。孫さんは、「金の卵を計画的に、仕組みを持って生んでいくのがソフトバンクグループである」と、チャートにガチョウと金の卵をグラフにして見せながら説明していました。

レトリックを用いた説得的なプレゼンテーションだったと思います。

ただし海外でレトリックを用いる場合、気をつけておくべき点があります。文化的背景によって捉え方が違ってくるのです。たとえば日本では、子どもの頭をなでるのは褒めることになりますが、インドでは頭に神が宿るのでNGです。
今回、孫さんの用いた「ガチョウと黄金の卵」は、世界的に有名なイソップの寓話が元になっています。グローバルへ十分に配慮していました。

レトリックを用いる場合、しっかりした論理、主張を持っていることが必要です。論理のないレトリックは、単なる言葉のゲームであり、ごまかしでしかありません。説得できないどころか信用を落としてしまいますので、注意が必要です。

【参考文献】
渡部昇一(2017)『知的人生のための考え方 わたしの人生観・歴史観』PHP研究所

「緊張してしまう」という人は大きな武器を持っている

人前で緊張してしまって辛い思いをしている方、多くおられるのではないでしょうか。

最近、私が講演した「緊張しても話せる面接セミナー」で、下記メッセージをいただきました。

私は人前で話すのが得意で、よく周りから『緊張してなさそうだね』と言われます。しかし、話し出す前はお腹を下し、字が書けないくらい緊張してしまいます。でも、始まってしまえば、たとえミスってもなんとかなっていました。私は場数を踏んで、やっとこの形ができるようになりました。でもなぜ本番前に緊張してしまうのか不思議でした。今回の講演で『緊張するのはいいこと』だとわかり、ポジティブになれました

他の人からは「人前で話すのが得意だ」と思われて、緊張してなさそうに見えるのに、お腹を下し、手が震えて字が書けないくらい緊張している…。こんな方、実は意外に多いのです。「才能がある」と言われているような人たちにもしばしばこんな方が見られます。

私の知り合いでも、プレゼン本番前は落ち着きがなくなり、トイレを往復して、リハーサルの出来はイマイチ、でも本番が始まると凄いプレゼンを成し遂げる、という人がいます。聴き手の皆さんは、その人の控え室の姿を知りません。だから話す姿を見て「プレゼンの名手」と思っています。

彼らは「しっかりと緊張をしている」のです。

人間には自律神経があります。自律神経には2種類あり、活発な活動を行うときに働く交感神経と、リラックスしたときに働く副交感神経があります。

緊張は交感神経が活発になった状態です。交感神経は、アドレナリンを分泌させて、血中をアドレナリンが巡ります。アドレナリンは血糖量を増やし、心拍と血圧が上昇します。さらに、副腎皮質刺激ホルモンの分泌が増加し、副腎皮質から糖質コルチコイドが分泌され、身体を動かすエネルギー源の生成を促進し、血流を増加させます。

だから緊張すると心臓がドキドキして落ち着きがなくなり、汗が出たり、顔が赤くなったりするのです。

言い換えれば、人は緊張することで「戦闘開始態勢」が整います。「いざ」という時に、意志とは関係なく緊張するのは、人が太古の昔から獣や敵と闘って生き延びてきたDNAの中に組み込まれている反応なのです。

そして激しく緊張をしていても、緊張を活かす方法がわかれば、人は本来持っている潜在力を呼び起こすことができます。

緊張を否定する必要はありません。
緊張は最高のパフォーマンスを発揮するための味方であり、大きな武器なのです

大事なプレゼンや面接の前に緊張しそうになったら、ぜひこのことを思い出してください。

 

【参考資料】
久谷眞理子(2016)『「生物基礎」の授業をとおして伝えたいこと』2016年3月 研究紀要 第11集 P41-56

 

 

 

 

 

緊張する面接で絶対やってはいけないこと

人前で話すのは、緊張するもの。
特に大事な面接は人生の重要局面。
「緊張するな」といわれても、ムリというものです。

ただ緊張していても、これだけは「絶対NG」があります。
それは「ウソ」をいうこと。

ある面接のリハーサルで質問に頭が真っ白になってしまい、つい「でまかせ」を言ってしまった人がいました。
そのとき経験豊富な模擬面接官は、「あなた、今ウソを言いましたね」とすぐに見破ったのです。

頭が白くなると、苦し紛れにその場しのぎで答えたくなるかもしれません。
しかし面接官は、被面接者にない大きな力を持っています。

それは「人を見る目」。

人を見るプロが面接官をしていることが多いのです。大抵のことは見抜かれています。取り繕っても無駄というもの。
加えて面接官は、意外とその人に関する事前資料を熟読しています。事前資料を参考に相手の人物を見抜いた上で、採用すべきか否か、高い評価を付けるか否かを決めようとしているからです。

特に就活面接では、企業は「成長が期待できる素直な人」を採用する傾向があります。ですのでウソを言った時点で「信頼」という一番大切なモノを一瞬で失う、不合格になります。

「面接で厳しい質問をされてボロボロだった…。絶対ムリ…」という人が、不思議なことに受かったという話、聞いたことはないでしょうか?
自分を必要以上に大きく見せようとしてすべてを完璧に受け答えしようとするよりも、むしろ虚勢をはらず誠実な対応をする方が、相手に与える好感度が高いのです。

 

緊張しても話せる面接対策セミナーに登壇しました

4月16日(金)、マスメディアン様主催のセミナーに講師として登壇しました。
139名の方々にご参加いただきました。有り難うございます。

テーマは「記者会見コンサルタントが伝える 緊張しても話せる面接対策セミナー」でした。

面接って緊張しますよね。でも大事な面接は人生の重要局面ですから、緊張するなという方が無理というものです。
ただ、その緊張のために、本当に伝えるべき内容が、伝わっていないのは残念なことですよね。

緊張とは、能力以上のものを引き出そうとする、DNAに組み込まれた、人間に生まれつき備わった力です。打ち消そうとすればするほど上手くいかなくなります。そのために「緊張の活かし方」を知る必要があります。

セミナーでは、面接で緊張して力が発揮できなくて残念な思いをしている方々に向けて、緊張を活かすための方法をお伝えしました。

下記に受講してくださった方々からの感想の一部をご紹介します。

「このようなメソッドはどうせできないと敬遠してしまいがちでしたが、講師の永井さんご本人がその技術を体現されており、心に響くセミナーでした。自己を分析して自分に適したスタイルを強化していきたいと思います。書籍も購入してみたいと思います!」

「コミュニケーションは得意で自信はありましたが、面接で落ちることもあり、少し悩んでいました。今回のセミナーで実は私も緊張していたんだ、とハッと気付かされました。マトリックスでわかりやすく解説してくださり、今後の改善点を見つけることができました。社会人になっても、永井先生の講義を思い出しながら緊張感を持って生きていきたいです。本日は貴重なお時間をありがとうございました。」

「緊張のメカニズムや、明日から実践できる改善方法などわかりやすい言葉で教えてくださりました。ありがとうございました。」

「先日、説明会で急遽面接をすることになった時、緊張してしまって落ち込んでいました。ずっとそれを引きずっていたのですが、緊張を活かせなかったのだと言ってくださり、緊張することは悪いことではなく、客観的になって落ち着いていけば大丈夫なのだと安心することができました。悪代官、フクロウ、舌を鍛える方法を実践してみて、本当に笑いやすくなり、筋肉の緊張がほぐれたような気がしました。緊張を活かす方法を知ることができてよかったです。ありがとうございました!」

「本日は貴重なお時間をありがとうございます。ご教授いただいたテクニックによって、面接の不安が大きく和らぎました。本日の学びを今後の人生に活かしていこうと思います。」

「緊張するのはいいことであることが知れて、ポジティブになれた。また、自分はおそらくパッション型だと思うので、緩急を意識しようと思った。

皆さま、たくさんのご感想をいただきまして本当にありがとうございました。

2021/04/17 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : nagaichika

困った質疑応答。質問を受けたら、まず息を2回吸え

「質疑応答が怖い」という方、多いですよね。
他人からの質問は想定できないことが多いもの。思いもしない質問が出ると「頭真っ白」になることもあります。

面接も増えてくるこれからの季節。「頭真っ白」になって残念な答えをしてしまわないようにしたいもの。
そこで今日は、ほとんどの方がやっていない質疑応答を乗り切るのコツを2つお伝えします。

1つ目は「息を2回吸う」。

緊張していると、気付かないうちに息が吸えていません。さらに人は驚くと「ヒッ」と息が止まります。一番よくないのは息が吸えないまま慌てて答えること。息が足りないと、声も小さく早口になることが多く、いかにも「自信がなさそう…」に聞こえます。
ですので、質問を受けたら、まず意識的に2回息を吸いましょう。

手順は、慌てずに1回静かに息を吸ってはく。
そして2回目は、口から息を吸う。
そしてゆっくり話し始める。

2回吸う理由は、呼吸をするための「横隔膜」という筋肉が緊張して固まっていると1回ではうまく吸えないからです。2回吸うと横隔膜がスムーズに動くようになり、上手くいきます。
他にもメリットがあります。ゆっくり吸っている間に、良い答えが見つかることもあるのです。
さらに呼吸してから話す方が余裕が感じられ、聴き手にも良い印象を与えます。

2つ目は「オウム返し」。

質問者の質問をゆっくりオウム返しします。「はい、『〇〇〇〇〇〇〇〇』というご質問ですね。これはですね…」のような感じです。
まず質問を確認できるので、間違った答えをするリスクが減ります。ゆっくりオウム返しをしている間に、話す内容をまとめる時間ができ、落ち着いて答えることもできます。

質疑応答での答えはたいていの場合、気持ちが落ち着いた帰り道や廊下で「ああ!こう答えれば良かった!」と後で気がついて、ちょっと悔しい思いをすることも多いもの。しかし質問を受けている時は、意識が集中している時でもあります。だから落ち着いて答えれば、答えられることも多いのです。

まずは「息を2回吸う」、「オウム返し」を試してみてください。

新入社員の前でのお話し。内容だけでなく姿勢も考えましょう

4月、新入社員さんたちが入社される季節です。人前でお話しする機会が増える方も多いと思います。

特に新入社員の前で話す時は、気を配る必要があります。新入社員の皆さんにとって、今月は初めて経験することばかり。ずっと記憶に残ります。人の第一印象は変えられません。新入社員の皆さんのお手本となるためにも、しっかりとお話ししたいものです。

こんな時、ともすると話す内容に気を取られがちですが、気をつけていただきたいことがあります。姿勢が悪いと声の質も落ちてしまい、暗い印象を与えます。そこで姿勢に少し気を配るだけで、声も滑舌も良くなり、内容も良く聞こえるようになります。

良い姿勢というと、「リラックスして立ち、あごを引いて、お腹を引っ込める」などとよく言われますが、これは間違い。あごを引いたり、お腹を引っ込めると、逆に良い声が出なくなります。正しい姿勢は、ひざから下に力を入れて立ち、下あごをやや出し気味にし、お腹は前に出すことです

下あごをほんの少し出すことで声帯や気道をリラックスさせ、足に力を入れてお腹を張るように前に出すことで横隔膜が使えるようになり、安定して良い声が出るようになります。お腹を出すことで「丹田」というおへその下に力が入るため、緊張しすぎずに気力を充実させることが出来ます。

宮本武蔵が書いた「五輪書」に、これと同じ方法が書かれています。

「ややおとがい(下アゴ)を出す気持ちで、首はうしろの筋をまっすぐにして、うなじに力を入れて、肩から全身は同じものと考える。両肩を下げ、背筋をまっすぐにし、尻を出さず、ひざから足先まで力を入れて、腰がかがまぬように腹を出す」

お腹を出すときには、

「帯がゆるまないようにくさびをしめる」。

ちょうど腰骨のあたりにエプロンをギュッと巻くような感覚と同じです。

武蔵は兵法で、心を平静に保って力を出し切るための姿勢を追求したのでしょう。これはビジネスでも応用できます。

人前でお話する機会も多い4月。ぜひ一度、姿勢を見直してみてはいかがでしょうか。

LINE記者会見に見る、トップの危機対応

ユーザーの個人情報が開発業務の委託先である中国企業からアクセスできる状態だったことが発覚したLINE。3月23日、出澤剛社長が「個人情報管理などの方針を説明する記者会見」を行いました。

出澤社長の会見を見るのは4度目。
これまでの中で一番厳しい会見だったと思いますが、出澤社長の説明後、メディアでの炎上は鎮火しました。
まずは成功、といえるのではないでしょうか。

質疑応答では、記者の論調が厳しく、かなり攻め込まれていました。しかし出澤社長は非のあるところは認め、誠実に謝罪し、落ち着きをもって説明をして、ユーザーの不安を取り除くことに注力していました。

さらに丁寧な説明に加え、資料も分かりやすく作られていました。このような会見では、速報を出したい記者も多くいる中、短い時間で誤解なく理解してもらうことは、とても大事なことです。ちょっとした解釈の行き違いで火に油を注いでしまう可能性も高まってしまいます。
人の記憶はあいまいで、最初に耳で聞いたことは忘れてしまうこともあります。そこで内容の区切り部分で何度かサマリーチャートを用意し、迅速かつ正確に理解できるようにしていました。

人の印象は、なかなか変えられません。同じ内容を話していても、不祥事ではよりネガティブに解釈されがちです。こういうときほど、落ち着いて丁寧に説明し、誤解のないように伝わるコミュニケーションを工夫することが大事です。

厳しい質問の時こそ、トップの誠実さが問われる

プレゼンの発言には公共性があります。
職位が上がれば上がるほど、公共性は強くなります。
そこで悩ましいのが、質疑応答での困った質問。

鋭い質問者は、自分の欲しい答えを引き出そうとして、巧みに質問を投げかけてきます。
特に記者会見での質疑応答は、ちょっとした一言が思わぬ記事になってしまいます。ですので注意が必要です。

しかしどんな厳しい場面においても、リーダーはこの一点を忘れないでいただきたいと考えます。それは、

「誠実さ」。

「誠実さ」こそが、リーダーへの信頼感の源泉。「誠実さ」を忘れて、その場しのぎのためにごまかしたり、器用に逃げ切ろうとすれば、それは聴き手に伝わり、リーダーへの信頼感が大きく落ちてしまうのです。

そこでリーダーが語るときの王道の方法は、ウソをつかず淡々と事実を伝えることです。

誠実さにおいて、西武HD後藤会長の応答が強く印象に残っています。
遊園地オープン記者会見にてある記者より、その5ヶ月前に起こったとしまえん女児プール死亡事故に関連づけて、こういう質問がありました。

「もう一区切りついたということなのか?幸福感より安全性についてどう考えているのか?」

当日会場にいた私には、全体の空気が一気に固まっていくのが肌で伝わってきました。

しかし後藤会長は表情一つ変えません。

「痛ましい事故であった」と述べた後、「警察関係の捜査進行しながら協力してやっている。ハード面の安全についてはアプローチがあり、スタッフの安全教育含めた取り組みを同時並行的に行っている」と、事実を述べて淡々と回答したのです。

質疑応答であらゆる質問を予測することは不可能です。
しかし想定外の質問をされても、逃げることなく誠実に淡々と事実を述べることです。
厳しい質問が出たときこそ、その人の誠実さが問われるのです。

信頼されるプレゼンには、真摯さがある

「人に信頼されるプレゼンをしたい」

このようにおっしゃる方はとても多くいらっしゃいます。

信頼されるために何よりも大切なのは「真摯さ」を言葉に出して表現することです。

真摯さとは「真面目さを出すこと?」と思われる方が多いのですが、これは少し違います。
他の人では代替がきかない、心からこみ上げてくるメッセージを話すことです。

サイゼリアの堀埜社長は会見で「ランチがどうのこうのと言われて。ふざけんなよと」とコメントし、共感の声が巻き起こりました。
政府首脳の「ランチでも(コロナの)感染リスクが高い」との発言に対して放った言葉です。

一見、社長としてふさわしくない言葉使いですが、会社を存続させようとする真摯な姿勢が人びとの心を動かしました。
常日頃からの堀埜社長の想いや行動が蓄積し、このきっかけでそのまま一気に溢れてきたかのように感じられます。

ドラッカーは「マネジメントに必要なのは、真摯さだ」と言っています。

プレゼンも、より多くの方々に真摯さを感じてもらう機会です。
ぜひ日頃からの想いを短い言葉に凝縮してお話ししてみてください。

オンラインで感動を伝える簡単な発声方法

「最近はオンラインでのプレゼンテーションがほとんどだ」という方、多いのではないでしょうか。

対面でのプレゼンと比べて、オンラインプレゼンでは、相手に語りかけるような話し方の方が伝わりやすくなります。
オンラインでは聴き手との距離感が短いからです。

対面の場合、声が空間で響きます。聴き手は声で空気が振動するのを感じながら聞いています。
空気を振動させるような声だと、聴き手の心にダイレクトに届きやすくなります。距離感があるからこそ強みを発揮する発声方法です。
たとえば歌手が声を震わせる「ビブラート」という技術があります。これは広いホールで人工的に振動を増幅して聴き手に強い感動を与えるためです。

オンラインプレゼンでは、マイクを通してスピーカーから声が届きます。だから対面と違って空間で声を響かせることができません。そこで近くにいる人に語りかけるような繊細な表現が必要になります。

ここで効果的なのが、声に息を混ぜて感情表現をしながら話すこと。内容に合わせて強弱をつけながら息を多く混ぜたり少なく混ぜたりしていきます。
たとえば「大変でした」というのを、「いや(ぁぁ〜)、大変でした(ぁ〜)」というように表現します。
(ぁぁ〜)や(ぁ〜)で、息を混ぜて感情表現するわけですね。

ここで難しいのが、混ぜ方のさじ加減。普通の話し方では息を混ぜて話せないことが多いので、声帯が硬くなり平べったい響きの一本調子の声しか出なくなっています。そこで、まずは固くなった声帯をリラックスさせることをおすすめします。

声帯をリラックスさせる一番簡単な方法は、上を向いて話してみることです。
もし無理な発声をしていれば、発声しにくく、話しにくくなるはずです。

30秒くらいでもよいので、上を向いて話す練習をしてみてください。声帯がリラックスできるようになります。

共感を得るプレゼンにする方法

「共感を得るプレゼンをしたいのですが、どうすればよいでしょうか」

こんな質問を受けることがあります。

「聴き手の興味・関心に合わせればいい」と考えがちですよね。

でも話し手が「聴き手が聴きたいのはコレだ」と思っても、ズレてしまうことも多いものです。

プレゼンの聴き手のほとんどは、それほど会ったことのない方々。聴き手が心から共感するものは何かをある程度予測できるかもしれませんが、確実ではありません。なかなか難しいものです。

そのような中でも「共感を得る」方法があります。

それは、自分の等身大の話をすること。
それも、出来れば自分の弱みを話すことです。

メディアや書籍でも活躍している立命館アジア太平洋大学学長の出口治明さんは、共感度の高い話をされる方です。たとえば、サラリーマン時代に片道切符の出向を命じられ不遇であったことなど、自然体で話す姿には共感を覚えます。

人は、他人の弱みに対して共感を覚えることが多いのです。

ニトリ・似鳥昭雄会長の日経新聞「私の履歴書」は人気でした。似鳥さんは過去の恥ずかしい体験などを包み隠さず公開していました。

自慢話は、逆に共感度が一気に下がります。

多くの方は、ご自身の弱みを話すことを躊躇します。
しかしどんな方にも、修羅場や挫折の経験を持つもの。

もし、共感を得るプレゼンにしたければ、ご自身の等身大の話を入れてみることをおすすめします。

「弱み」は、実はあなたの「強み」になるのです。

 

話し上手とは何か

今の社会は話の上手い人がもてはやされます。
内容が良くても「話し下手」だとお声がかからなくなることも多いですよね。

話し下手とは、「話している内容が伝わらない人」です。
これは、必ずしも表面的な技術のことだけではありません。

たとえば、学者が難しい言葉をいくら滑舌よく話しても、一般人にはなかなか理解されませんよね。

伝えたいことを相手が理解できる言葉で伝えることができれば、その人の知恵が相手に届き、はじめて社会の役に立つのです。

ただ「伝えたいこと」はわかりにくい場合も多いものです。
人気がある人は、難しいことでも人びとの生活の感度に合わせて話すことが出来ます。話し上手とはこんな人のことです。
たとえば学者の楠木 建さん。話し上手です。著書もベストセラーになり、メディアでも人気です。

実は真実を話すだけでは、相手に伝わらないのです。
「話すこと」は、エンタテインメントの一面もあります。
まず「話すことはエンタテインメント」と考えた上で、その合間に少しずつ真実をおりまぜながら話していくことで、人びとの心に残る話ができるようになると思います。

 

プレゼンも行動も待つことである

プレゼンで早口は良くないと言われています。
なぜなら、聴き手が意味を聞き取りにくくなるうえに、落ち着きがないという印象を与えてしまうからです。

しかし私は、ゆっくり話すことよりも、もっと高度であるのが「待つ」ことだと思います。
待つことができれば、もし早口だったとしても、聴き手の思考を促し、深い印象を残すことができると考えます。

これは一般的に言われている「間合い」のことだと思われるかもしれませんが、違います。

待つとは、何かを準備し、観察し、意味を深めることです。

具体的には、次に何を話すかを準備し、その言葉を観察することで吟味し、深みのある内容を話すことです。
多くの人は沈黙を恐れ、すぐに思い浮かんだことを話してしまいがちです。
待つ時間を上手く使える人は、奥行きのある話をすることができるので、人の心をつかむのです。

話だけではなく、行動も同じです。

内村鑑三は「代表的日本人」にて、西郷隆盛は待っていることの重要さを知っている人だと書いています。
しかしただ待っているだけではありません。
「大事なときには、機会は我々が作りださなければならない」と西郷は言っています。

待つことと、自ら積極的に行動することはセットなのです。

 

オンラインプレゼンで使う背景のコツ

「オンラインコミュニケーションの背景はどうすれば良いでしょうか?」 このような質問をいただくことがあります。

「あまり部屋を見せたくない」というのが本音かと思います。
なぜなら、部屋はそのひとのプライバシーが伝わってしまうからです。

最近は、背景写真を使う方が増えています。
しかし、注意しないと、顔が風景に溶けてしまいよく分からなくなってしまったり、背景写真が突然消えてしまうこともあります。そうなるとせっかく隠していた部屋が見えてしまいます。
背景を使うときはリハーサルしておきたいところです。

しかし、今回のおすすめは、隠すのではなく「部屋を見せてしまう」という方法です。

何を見せて何を見せないか、あらかじめ決めておいてカメラをセットします。

本をたくさん読む方は本棚を背景にすれば知的な印象を与えます。
アートが好きな方は、さりげなく好きな絵を背景にかざって並べておけば美意識の高さを伝えることができます。

スニーカーをコレクションしている人が、天井まである飾り棚一面に綺麗にスニーカーを並べていて驚いたことがあります。普段は知らなかったその人の一面を知ることができて強く印象に強く残りました。
南国の島の海の写真やサンフランシスコのゴールデン・ゲート・ブリッジの写真からは伝わってこない人柄が感じられて好感度が上がりました。

伝えたい価値は何か、何を伝えて何を見せないか、を見極めて背景を見せることです。
つまり、その人の行動がコミュニケーション戦略となるのです。

せっかくのオンラインコミュニケーションです。
その強みを活かしてみることも大事なことだと思います。

 

オンラインでも表現伝達度をあげ主導権をとる方法

オンラインでは、対面と比較するとコミュニケーションがとりにくいという点が課題です。

とくに聴き手側から見ると、話し手の「表現伝達度」は感覚的なものですが3割減と考えられます。

なぜならスマホやパソコンの画面は機械を通すため、冷たい印象を与えてしまうからです。
加えて、資料が画面いっぱいに映し出されているプレゼンが淡々と続けば、話し手の顔が見えず聴き手とのコミュニケーションはさらに取りにくくなってしまいます。

冷たい印象を与えずにコミュニケーションを行いたい場合、ホワイトボードやフリップチャートを使うことをおすすめします。

ホワイトボードをカメラから映る位置に設置し、手書きで説明していくのです。

手書きをする姿を見せることでライブ感が出て、話し手の温もりが伝わります。

通常のパワーポイントをメインに、コミュニケーションをとりたいところでは手書きのホワイトボードに切り替えていく方法でもよいでしょう。

もしホワイトボードがなければ、事前に紙に手書きで書いたチャートや、その場で書いたメモをカメラ越しに見せれば、同じように熱量が伝わります。

ホワイトボードを使う際にもう一つ良い点があります。
それは、話し手がペンを持って書くことで、場の主導権を持つことができます。会議のときにも優位に進めやすくなります。Zoomのホワイトボード機能(有料)もありますが、「書いている姿を見せる」ことがこの場合大事です。

手書きは上手である必要はありません。
素朴なものでも十分迫力が伝わります。

オンラインで表現伝達度を上げて、コミュニケーション力をアップしたい方はぜひお試し下さい。

 

オンラインでのプレゼン資料の作り方

オンラインでのプレゼン資料については工夫が必要です。

しかし現状は、リアルプレゼンとなんら変更なく資料作りをしている方が多くいらっしゃいます。

細かい文字やグラフをギッシリ詰め込んだチャートが多いのです。

リアル会場の大画面なら読めるのですが、オンラインはスマホで視聴している方も多くいます。細かいチャートは読めません。

オンラインでは一目・一秒で目に飛び込んでくるチャートに修正することが、伝わるコツです。

ソフトバンク・孫正義会長のチャートは、オンライン前提で作られているので参考になります。

2月12日開催「2020年3月期 第3四半期 決算説明会」では、孫社長は「今回の決算を一言で表せば“潮目が変わった決算”であります」と言って始めました。そのとき見せていたのが、波の写真に巨大な文字で「潮目が変わった」と書かれたチャートです。強い印象を残しました。
すべての情報は、大きく見せて意味を持たせ、最後まで首尾一貫しています。

また、チャートをシンプルにした場合は、詳細情報を資料で配布すると正確な情報が伝わります。

私はオンラインで見せる時はシンプルな資料にして、配布用には文字を追加した詳細資料を別途作ります。スマホ視聴が当たり前のオンラインプレゼンは、この「一手間」が必要ですね。

オンラインでのプレゼンチャートは、スマホ視聴も前提にしてシンプルに作ることです。
作り込むときのコツは、情報の「引き算」をすること。
余分なものをそぎ落とし、キーメッセージを絞り込むことです。

オンラインでも必ず伝わる方法

ある企業の常務がプレゼンをしたときのことです。質疑応答でプレゼン内容と重複する質問が出ました。すると、常務はこう言ったのです。

「私のプレゼン、聞いてなかったんですね」

一生懸命説明した内容を再度質問されれば、そう言いたくなるお気持ちも分かります。

ただ、「結構説明したのになぁ…」と思うことは、日常よくあることです。

ジャパネットたかたの創業者、髙田明さんが7月31日のワールドビジネスサテライトに出演されて「伝え方」の話しをされていました。

髙田さんは、テレビショッピングで最初の頃はお客様の反応がなかったのだそうです。
そこで「伝えたつもりになって伝えてなかったんだ」ということに気がついたと言います。
髙田さんによれば、伝えるためのポイントは3点あります。

(1)伝えたい商品のことを徹底的に知る

何を伝えるのかということを理解してなくて相手に伝わるわけがありませんよね。

(2)伝える時には伝え手の本気度と情熱が大事

私も、以前より「プレゼンは熱伝導」と言っています。話す人にパッションがあればこそ、伝えたいことが熱伝導して聴き手と一体感を持つことが出来るのです。

(3)伝えるのは非言語の力

話すのは、口だけではなく、指も、手も、身体も、目も話します。顔全体が話す「非言語」の力も大事だと髙田さんは言います。今、オンラインコミュニケーションが当たり前になりつつあります。伝えるために顔全体で話す非言語の力を有効利用することが大切です。

あともう一つ私が付け加えるとしたら、伝えるために大事なのは「繰り返す」ことだと思います。
何度お願いしても、扉を開けっ放しだったり、電気を付けっぱなしだったりする人っていませんか?人は一度言うだけではなかなか伝わりません。繰り返し根気よく説明することです。プレゼンも同じです。大事な言葉や「これだけは覚えて帰ってもらいたい」と思ったことは、何度でも繰り返すことです。

「これだけは伝えたい」ということを絞って、次回のプレゼンでお試しください。必ず伝わります。

オンラインで意見が言いやすくなる理由

オンラインの会議で、自分の意見が言いやすくなったという声をよく聞きます。

オンラインだと周りの空気が読めません。今まで空気を読み過ぎて意見を言うタイミングを逸してしまっていた人も、対面より気楽に手が上げられるようになったと言います。

対面ですと、どうしても声の大きな人が意見が言いやすく、提案も通りやすいものです、しかし、オンラインですと、声の大きさや人物が
発する「空気圧」のようなものは強い影響力を発揮しにくいため、話しの内容を重視してもらいやすくなります。

また、文字で意思表示できるチャットや、手を上げるイラストが表示できる挙手ボタンの仕組みもあります。挙手ボタンを押せば、ホストやメンバーに「意見を言いたい」という意図が伝わります。対面ではなかなか手が挙げられなかった人も、挙手ボタンはハードルが下がります。

山本七平は、著書「空気の研究」にて、「日本人は、その存在を意識的に確認できにくい『空気』に拘束されている」と言い、「空気とは非常に頑固でほぼ絶対的な支配力を持つ『判断の基準』である」としています。

「空気」は、よい意味でも悪い意味でも、日本人を支配してきました。空気が読めない人は「KY」などと言われて、疎まれる傾向にあったのです。

しかし、オンラインコミュニケーションが主流となりつつある現代において、日本人を拘束してきた「空気」の存在が変わりつつあります。

意見を言うのを躊躇していた人たちも意見が言いやすくなり、内容を重視した議論ができるようになっていくのだと思います。

 

 

オンラインで強みを発揮する話し方

「ここのところオンラインで営業効率がよくなりました」

最近、このような話しを聞くようになりました。

これまで対面の商談だと、わざわざ行ったからというのもあり1時間かけてしまっていました。それが オンラインだと20分で終わるようになり、3分の一で済むようになったのです。

加えて、移動の時間も必要ありません。カメラの前で次々とお客さんと会うことが出来ます。効率がよくなるのは当然のことですよね。

ただ、オンラインの営業では一点注意が必要です。

オンラインは、空気感が伝わらないのです。
空気を察知して巧みに相手の心をつかむ営業スタイルが使えなくなったのです。

これからは、「リレーションシップ構築型(関係構築型)」ではなく、ロジカルに説明できる「論客型」のほうが強みを発揮するようになります。

論客型で話すコツがあります。

それは、伝えたい内容はあらかじめ箇条書きでメモにまとめておき、なるべく早く結論から話すことです。
そして、お客さんとお話しするときは、カメラの方をしっかり見て話します。アイコンタクトをとることで説得力もあがります。

また商談の内容だけでななく、自分の考えをしっかり言えるように日頃から思考を鍛えておくことです。
つまり、オンラインではその人がどれだけ深く考えているかが言葉で伝わってしまうのです。空気でカバーできないのです。たとえば本を読み、日々新聞などに目を通して、世の中の出来事に対しても「私はこう思う」と言えるようにしておけば信頼感も向上します。

オンラインだからこそ生きる強みをアピールしていきたいですね。