「あー、えー、あのー」を無くせば説得力10倍

 

「あー」「えー」「あのー」といった余分な言葉がどうしても入ってしまう人、とても多いですね。

「『あー』とか『えー』は、よくない」と思っていても、どうしても出てしまうものです。
聴き手から見ても、「あー」「えー」ばかりの話しは聞きづらいものです。
「あー」「えー」が多いプレゼンは、間延びして聞こえ、内容がはっきりせず、聴き手に言いたいことが明確に伝わりにくくなります。
私が見る90%のプレゼンは、この「あー」とか「えー」を多用しています。

ではどうしたら「あー」「えー」を無くすことができるでしょうか。

「あー」「えー」をつけて話す人には、特徴があります。
それは「あー」「えー」でリズムを作りながら話していることです。
だから「あー」「えー」を止めた途端、次の言葉が出てこなくなってしまうのです。

でもこのリズムは自分のためだけのもの。プレゼンを聞いているお客様には、1ミリも意味がありません。
「あー」「えー」をなくすだけでも、すっきりと聞きやすくなりますし、内容が濃く、迷い無く伝わります。

できれば「あー」「えー」なしでも自分のリズムを作って、話せるようになりたいものですよね。

「あー」「えー」をなくすには、「間合い」を作ることです。

皆さんはカラオケで歌うとき、休符だったり伴奏の部分で歌いますか?
例えば「与作」です。

「トントントン〜〜(コーラス:トントントン〜〜)
トントントン〜〜(コーラス:トントントン〜〜)
(ジャジャン!ジャジャン!ジャジャン!ジャジャン!
ジャジャジャジャジャジャジャジャジャン!!!)
(極まって)与作〜与作〜〜・・・・(続く)」

コーラスや「ジャジャン」の部分は、音楽にノリノリですが間合いをとって黙っていますよね?
聴き手からすると、この間合いがたまらなく説得力があって聞こえるのです。
歌い手からしても、この間合いで気持ちを盛り上げているのです。

せっかくの感動的な間合いで、うかつな声を出してしまえば、全体が台無しになります。

プレゼンもまったく同じです。
「あー」「えー」は、この間合いで声を出しているようなものなのです。

「あー」「えー」を言うかわりに、あたまの中で(ジャジャン)というようなリズムを刻むことで、黙って間合いが取れるようになります。
これができれば、説得力は10倍になりますよ。