「今度、テレビ取材で話さなくてはならなくて困っているんです」
というご相談を広報担当者さんから受けました。
テレビ局が企業を取材するときは、広報担当者がインタビューを受けて話すことも多いかと思います。
拝見していて、いつも気になっていることがあります。ほとんどの人が、一生懸命お話ししているのですが、今一つ伝わってこないことが多いのです。
特 に目につくのは、しゃべるのにいっぱいいっぱいで、一文ごとに頭を振ったり、女性だとゆらゆらと無意識に「女子揺れ」してしまっていることです。テレビの 画面だと余計に揺れが目立ってしまい、いかにも余裕がなく不慣れな印象を与えてしまいます。体を揺らさないだけでも落ち着きが出て、得力が上がるはずで す。
しかし、緊張するテレビインタビューです。細かい技術を一つ一つ気をつけている余裕などないのが現実ですよね。
ゆらゆら揺れて話している人は、いろいろ話しているのですが、大抵「コレ伝えたい!」がはっきりしていないのがほとんどです。
そこで、「はっきりしゃべる」「内容を覚えて原稿を見ない」「体を安定させる」など技術的なことが、一気にクリアできる方法があります。
それは、「コレ伝えたい!」をはっきりさせること。
こ の「コレ伝えたい!」が決まり、腹の底からその思いを前面に出せば、否が応でもはっきりしゃべらざるえません。強い想いは決して内容は忘れません。強い気 持ちも入ります。だから体が安定してゆらゆら揺れたりしません。何よりも強いパッションが、言葉に説得力を宿らせるのです。
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