年末年始は、人前で話す機会も増えてきますね。
でも、「一生懸命話しているのになかなか聞いてもらえない」とお悩みの方も多いかと思います。
そこでぜひ参考にしていただきたいスピーチがあります。
『代々木アニメーション学院 2022年度入学式』での江頭2:50さんのスピーチです。
手紙をゴツゴツと読み上げています。
お世辞にも上手な話し方ではありません。
しかしYouTubeコメントでは絶賛の嵐です。
「素晴らしい。大感動」「胸が熱くなった」「泣ける」「かっこよすぎ!」
江頭2:50さんの話が人の心を動かす大きな理由は、この一言です。
「自分の弱みや恥をさらけだしている」
海外で半裸になって逮捕され、嫌いな芸人ランキングでは9年連続1位。大好きな女性にフラれたことなど、真剣な表情で語っています。
普通だったら、隠したいことですよね。
「共感されたければ、聴き手の目線まで下げろ」とよく言われます。
しかし江頭2:50さんは、これでもかと言わんばかりに大きく下げているのです。
だから、この最後のメッセージが生きてくるのです。
99人が馬鹿にしたって1人が応援してくれるならそれでいいじゃないか。
夢をおいかけたら必ず壁にぶつかる。
辛くなったら俺を見ろ!
江頭2:50さんが共感されたのは、入学生の人たちに寄り添った上で、自分の弱みを語っているからです。
注意していただきたいのは「ただ自分の弱みを語ればいいわけではない」ということ。
聴き手は必ず何かに悩んでいます。その悩みに寄り添う形で、自分の弱みを語ることが大切なのです。
人前でお話する機会のある方は、ぜひあなたの弱みの棚卸しをしてみてください。
あなたの弱みを、聴き手目線で堂々と語ることで、驚くほど相手に伝わるかも知れません。