プレゼンのファッションで、いつも気になることがあります。
そこで今回は、多くの方が気がつかずにやっている2大ミスをお伝えします。
【その1】 スーツのジャケットのボタン
ジャケットのボタンを留めず、開けて話している方。実に多くおられます。
逆にしっかり全部留めている方もいます。
どちらも「NG」です。
ジャケットは、2つボタンでも3つボタンでも、一番下のボタンは留めないでください。
基本的に一番下のボタンは飾り。留めるものではありません。
ただ、座るときは全部はずして開けてください。スーツの型がくずれるからです。
そして、立つときは再びボタンをかけます。面倒かもしれませんが、スーツはそういう構造なのです。
ジャケットのボタンは、「立つときはかける。座るときは開ける」。
これが基本です。
質疑応答で椅子を用いる場合は、スムーズにボタンを留めたりはずしたりできるように練習をしておくと本番でまごつかずにすみます。
(女性の場合は留めっぱなしでOKです)
【その2】 ボタンダウンシャツ
スーツにボタンダウンシャツを合わせる方は、とても多いですね。
これも「NG」です。
ボタンダウンシャツは、ポロ競技に使われていたシャツ。もともとスポーツ用。カジュアルな場面で着るものです。
ボタンダウンシャツにネクタイを合わせている方も多いおられます。
しかしボタンダウンにネクタイは合わせないのがルール。
ただ例外もあります。ボタンダウンでは「ドゥエボットーニ」という襟の高いシャツがあり、これは正式な場でもOKとされています。でも「ドゥエボットーニ」を着ている方は滅多に見かけません。
プレゼンの準備は、資料作りと練習だけではありません。
スーツのマナーを守るだけでも、「何か違うなぁ」というきっちりした印象を与えることができるのです。